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【き…お…】寝たきりの母は私の手を掴んで必死につぶやいた。意味を理解したとき思わず言葉を失った。

月刊漫画雑誌「ゲッサン」で連載中の「海王ダンテ」の原作を担当する泉福郎(@okaeri_eripiyo)さんがTwitter上に投稿した漫画に現在6万件を超える「いいね」がつき、ネット上で話題を呼んでいます。漫画の登場人物でもある泉さんのお母さんはパーキンソン病です。

パーキンソン病は脳の異常のために体の動きに障害が現れる病気で、現在日本には15万人を超える患者さんがいると言われています。この病気の主な症状は動作が遅くなる、手足が震えるなどで、重度になると1人で立つことができなくなり、車椅子での生活や最終的には寝たきりになる恐ろしい病です。

泉さんのお母さんの病気は進行しており、自力でまぶたを開けることもできない状態だそうです。

肺炎をおこし入院することになってしまった泉さんのお母さん。母の容態が心配でお見舞いに来ていた泉さんは、徐々に回復していると聞いて安心し、ベッドの上のお母さんに「そろそろ帰るね」と伝えました。

するとお母さんが精一杯の力を振り絞って口にしたのは次の言葉でした。

まぶたを開くのも大変なお母さんが、必死に口を開いて一言づつ口にした言葉は、娘を気遣うものでした。泉さんはその言葉に沢山の意味が込められている事を感じとります。

Twitter@okaeri_eripiyo

「帰り道気をつけて、車の運転気をつけて、夜は暗いから気をつけて、危ない人には気をつけて、健康管理に気をつけて」どれも愛する娘に向けた言葉です。いくつになっても母にとってわが子は子供のままなのかもしれません。

パーキンソン症候群という重い病を抱えている上、肺炎で緊急入院しているにも関わらず、泉さんのお母さんは娘の事を心配していました。その気持ちをゆっくりではありますが、言葉にして伝えようとしたのです。泉さん自身も息子を持つ母親だそうで、「今の母の気持ちがわかる」とコメントしています。

もしかしたら子を思う親の愛は重い病にさえも打ち勝つのかもしれませんね。いつの日かパーキンソン病の根絶に繋がる治療法が確立される日が来ることを祈ります。