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【イギリスで約6キロの巨大な赤ちゃんが誕生】21歳のママのお腹は大変なことに!

妊婦さんにとってお腹の膨らみは赤ちゃんの成長を実感できる嬉しい出来事。でも、イギリスのウィットニーに住むアンバー・カンバーランドのお腹の膨らみ方はあまりにも急激でした。ぐんぐんせり出したお腹は妊娠32週目にしてすでに臨月並みかそれ以上。

それでも、お腹が大きい以外には、超音波検査でも特に異常は見られませんでした。医師はアンバーが双子を妊娠している可能性も疑っていたと言います。

これほど大きなお腹にもかかわらず、いざ予定日になっても産まれる兆しはありません。2021年4月16日、予定日より2週間後にようやくアンバーは出産。決して楽なお産ではありませんでした。24時間の陣痛の後、緊急帝王切開となったのです。3人がかりで胎内から赤ちゃんを取り出したとき、分娩室にいた全員が驚きの声をあげました。

新生児の平均体重は3kgほどですが、エミリアがこの世に生を受けた時の体重は堂々5.890kg。まるまると太った女の子の誕生に、産科医は「おめでとうございます!幼児が生まれましたね」と祝福したそうです。

アンバーと夫のスコットはこのふわふわのビッグベイビーが無事に生まれたことに安堵しています。ただ、用意していたベビー服はどれも合いません。エミリアには小さすぎるのです。病院スタッフは両親のために小児病棟からオムツを持ってきてくれました。

約6kgのエミリアは、これまでに英国で生まれた赤ちゃんの中で2番目に重い赤ちゃんです。最も重い赤ちゃんは6.4kgでした。ちなみに日本記録は2000年に広島で生まれた5.12キロの赤ちゃんです。

エミリアは元気に誕生しましたが、母親のアンバーが巨大児出産のストレスから回復するのにはもう少し時間がかかりそうです。腹筋がひどく損傷し、坐骨神経にも負担がかかり、分娩前には助けなしでは寝返りも打てない状態になっていました。お腹の皮膚はこれ以上の圧力に耐えられないまでに伸びきってしまいました。「お腹が大きくなりすぎて、皮膚が薄くなってしまい、急に立ち上がると血が滲むほどでした」

アンバーのお腹は神経が傷ついてしまったため、まだ感覚が取り戻せていません。アンバーは現在、回復を促すため理学療法を受けています。

一方、エミリアはすくすくと成長中とのこと。エミリアの健やかな成長とママの1日も早い回復をお祈りします!

明日5月9日は母の日。私たち一人ひとりの誕生にそれぞれの物語があると思うと感慨深いですね。

 

プレビュー画像: ©Facebook/La Voz de Monclova y Sabinas