【白鳥の恩返し】怪我をした白鳥を助けた男性 37年後…信じられない光景に胸がいっぱいになる

トルコ、エディルネ郊外のカラアーチの片田舎に暮らすレジェプ・ミズラン(63歳)。郵便局員の職を定年退職し、自然豊かな村で穏やかな引退生活を送るレジェレブの側にはいつも一羽の白鳥の姿があります。

彼らの出会いは37年前、1984年に遡ります。その日も車で郵便配達の仕事をしていたレジェレブは、空き地の草むらにうずくまる一羽の白鳥に気がつきます。どうやら羽を怪我しており、飛ぶことができないようです。このままではキツネに襲われてしまう…心配したレジェブは白鳥を保護し、自宅の牧場へと連れ帰りました。

骨折したらしい左の翼に木の板とロープでスリングのようにサポートし、傷が癒えるよう手当てをしました。

そしてトルコ語で「孤独な、可哀想な」を意味するガリップと名付け、甲斐甲斐しく面倒をみたのです。おかげですっかり怪我も治り、再び飛べるようになったガリップですが…なぜか飛び去ろうとはせず、レジェブのそばを離れようとしませんでした。

それ以来、37年間。ずっとガリップはレジェブと一緒です。

「飛んで野生の生活に戻ることもできたのに、そうしようとはしませんでした。洪水被害に見舞われたときも、私のそばから離れようとしませんでした。白鳥の年齢的にも、63歳の私よりもずっと高齢にあたるでしょうね」

数年前に妻に先立たれ、子供のいないレジェブにとってガリップは我が子同然。日中は中庭で飼育するニワトリや他の家畜の世話をしてすごすレジェブの側にはいつもガリップの姿が。もちろん、日課である夕方のお散歩も一緒です。

通常、オオハクチョウの飼育下での寿命は20年から30年であることから、かなりの御長寿白鳥なガリップですが、最近は高齢のためか以前のように元気に走り回ることはなくなったそうです。

「この子と共に長く生きたいと願っているけれど、もしも先立たれるようなことがあれば立派なお墓を建ててあげたいよ」とレジェブは語っています。

牧場に暮らす犬や猫、その他の動物たちともすぐに打ち解けたことから、もともと穏やかで優しい性格なのでしょう。どこに行くにも自分の後をついてまわり、そばに寄り添う健気なガリップの存在はレジェブにとって大きな心の支えとなっているようです。

共に歩んだ37年。互いに見つめ合う眼差しには温かな愛情が溢れており、ガリップとレジェブの絆の深さを物語っています。

ガリップがこれからも元気で長生きをして、大好きなレジェブと少しでも長く幸せな暮らしを送り続けることができますように。

 

※ 野生動物との接触は動物由来感染症のリスクがあります。野生動物が感染源と考えられている新型コロナウイルスのような感染症が、今後新たに広がることのないよう、出来る限り直接的な接触は避けましょう。怪我をした野生動物を見つけたら、各都道府県の救護施設に連絡・相談しましょう。(参考までに、こちらは神奈川県の自然環境保全センターの「野生動物を見つけたときの対応」です。)

プレビュー画像: ©️facebook.com/mojinfo.ba

出典

metro.co.uk

dailysabah.com

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