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誰もその年老いた女性のアパートに立ち入ることは許されなかった。ついに彼女が隣人を家に上がらせたとき、その理由は明らかだった。

イギリス人のルーシー・アシェンは39歳の3児の母で、21年間ロンドンの同じアパートに住んでいます。その同じアパートに、昔から少し変わった年老いた女性が住んでいました。

小さな寝室だけのアパートに1人で住むその女性には、誰も面倒を見てくれる人がいないことだけはルーシーもずっと知っていました。彼女はアパートの建物に住んでいるほかの住民のことを信用しておらず、精神的な問題も抱えているようでした。近所の人たちが心配して彼女を訪ねる人がいても、彼女は誰も部屋に上げたことはありませんでした。

もしかしたら女性は助けを必要としているのに、人に頼めずにいるのかもしれない。ルーシーはいつからか、そう心配するようになったといいます。

Flickr/Alexander Lyubavin

ルーシーは女性の信用を得ようと何度も試みてきました。しかし女性が安心してドアを開けてルーシーを室内に入れてくれるるまでには、数年かかったそうです。

初めて足を踏み入れたアパートは、ルーシー恐れていたものよりもずっとひどい状態にありました。

床は泥と埃でで覆われてベタつき、家具と衣類はボロボロで穴がたくさん空いていました。

台所には、食べられるものはほとんどありませんでした。

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女性は13年以上もお風呂に入っておらず、床に直に敷いた汚れたマットレスの上で寝ていました。

ルーシーは、14歳になる娘の手を借りて女性のアパートを掃除するという巨大なプロジェクトに取り掛かりました。古い家具はすべて捨て、60時間以上もかけて全ての部屋を掃除しました。

ルーシーの家族は、捨ててしまった家具の代わりに女性に譲れるものを持っていなかったため、ルーシーはFacebookで食料、衣類、家具、そしてその他の物品の寄付を募りました。

すると、ルーシーの助けを求める投稿を読んだ人たちからの寄付により、わずか24時間で必要なものの80%が集まりました。人々の寛大さと思いやりに、ルーシー、そして女性も圧倒されたといいます。

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間もなくこの女性は、清潔なシーツが敷かれた寝心地の良いベッド、素敵な家具、かわいらしい新しい衣類、一日3度の食事、そして何よりも友人を得ることができました。

ルーシーの家族と今は「マイレイディ(奥様)」という愛称を持つ女性は、親しい隣人として交流を続けています。

「最初の週の月曜と火曜のことはよく覚えていません!掃除も大変だったけど、マイレイディがどう反応するかの方が気がかりでした。正直言うと、彼女に追い出されるのではないかと思っていました。彼女は家に誰かがいるということに慣れていなかったから」

助けを必要としている人に、多くの人が温かい支援の手を差し伸べたというのは本当に素敵ですね。そのきっかけを作ってくれたルーシーに拍手を送りたいです!