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ジーンとくる話

動物愛護団体の職員はNYの地下鉄で男を見かけた しかし男の手元に抱えられる動物を見た瞬間 言葉も出なかった

新型コロナウイルスの影響で、世界は暗いニュースばかり。

気が滅入って、生きる気力が減退している人も多いかもしれません。

しかし先日、ニューヨークの地下鉄で目撃された心温まる光景が世界で大きな話題を呼んでいます。

アメリカ、ニューヨークで動物支援団体「ペットレスキュー・スクワッド」を運営するジリアン・ロジャースさんは、ニューヨーク市内の地下鉄に乗って帰宅している途中、こんな場面に遭遇しました。

男性が、膝の上で何かを大切に抱えている…?

なんだろうと思ってよく見ると、それは、タオルに巻かれた小さな子猫ちゃんでした。男性はその子猫に哺乳瓶くわえさせていたのです。

動物が大好きなジリアンさんは、思わず立ち上がって、男性にその子猫について尋ねてみたそうです。

男性は少し驚いた様子でしたが、喜んで答えてくれました。子猫をたまたま建物の間の狭い裏路地で見つけ、温めてあげようと抱きかかえて餌をあげているのだと言いました。

男性は質問に答えた後も、優しそうな眼差しで子猫にミルクを与え続けました。子猫も、安心し切ってこの男性に身を委ねているように見えたそうです。

ジリアンさんは、男性の名前を聞こうか迷いましたが、そのままそっと、「ありがとう」とだけ伝えて電車を降りました。

ジリアンさんがその後、「地下鉄で子猫ちゃんにミルクをあげる男性を見たら…」という言葉を添えて投稿したこの写真、あっという間にアメリカ中の心を掴み、1万3千人もの人がその写真をシェアしました。

「素敵な光景!」「なんて紳士的」「スウィートな瞬間だね」…写真は1000件以上のコメントで埋め尽くされました。

いかがでしたか?

暗いニュースばかりの今日この頃ですが、世界は捨てたものではありません。小さな思いやりは、ふと目をみやればあちこちで見つけることができるのですから。

プレビュー画像: / © Facebook/ Gillian Rogers