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口元は目の次に第一印象が大きく左右されるパーツ。白くきれいな歯並びに口角があがった口元は相手に好印象を与えます。そのため、日頃から口角を自然に上げるよう意識したり、毎日の歯磨き習慣や歯科矯正などでオーラルケアに気を配る人も多いでしょう。

万一、歯をぶつけて抜けてしまったら、放置せずに歯医者で治療。大抵の場合、部分インプラントや被せ物や詰め物で治療することになりますが、治療方法によっては高額な治療費がかかることもあります。

しかし、歯が根元から折れてしまった場合、元通りに再植できる可能性があることは意外と知られていません。

根元から折れてしまった歯を元通りに再植させるための応急処置を紹介します。また、歯が一部欠けた場合の処置方法も最後に紹介していますので、是非ご覧ください。

【歯が折れた!応急処置ですること】

口を強打して歯が根元から折れてしまった場合、まずは落ち着いて冷静に口の中の状況を確認するとともに、抜けた歯や折れた歯の欠片を探しましょう。

折れた歯を再植可能な状態に保つためには、乾燥が大敵。抜けた歯は、歯根膜を新鮮な状態で保存し、再植の確率を少しでも上げるため、生理食塩水に漬けて保管した状態で歯医者に持ち込むのがベストですが、生理食塩水がすぐに入手できない場合には、生理食塩水と似た成分からなる牛乳(未開封のもの)に漬けておくこともできます。また、外出先で生理食塩水や牛乳もない場合、短時間であれば口の中で保管することも可能です。頬の内側や舌の下に入れ、うっかり飲み込んでしまわないよう注意しながら、すぐに歯医者を受診しましょう。

 

【折れた歯を元に戻すための注意点】

ここで肝心なことは、歯と骨をつなぐ役目をする「歯根膜」という軟らかい組織を傷つけないことです。歯根膜は乾燥に弱く、とてもデリケートな組織なので、極力触らず、しっかり洗うようなことはせず、生理食塩水や牛乳を入れた容器に入れるか口に含むかして早急に歯医者を受診しましょう。(抜けた歯が地面に落ちて汚れている場合は、水道水で軽くすすぐ程度にとどめてください。水で洗うことで歯根膜が洗い流されてしまうと再植が困難となるので、極力洗わないようにしましょう)

また、歯が折れた場所を一日以上放置すると、歯ぐきが塞がってきて穴が小さくなってしまい、折れた歯を再植させることが難しくなります。歯が折れた場合は必ずその日のうちに歯医者で治療をすることが大切です。歯が抜けてからの時間が短ければ短いほど、再植できる可能性が高まります。

歯が抜けた患部の歯茎を触ることは避けましょう。手についた雑菌によって幹部が炎症を起こしてしまう可能性があり、抜けた歯の再植が困難になります。

【歯が一部欠けた場合】

歯の一部が欠けた場合は、欠けた歯の欠片の状態が良ければそのまま歯科用接着剤で欠けた歯の欠片を接着することが可能な場合もあります。折れた歯の欠片は捨てることなく歯医者に持参しましょう。

歯の欠片もラップやガーゼになどに包んだものを、できれば水などに浸けて(歯の根が抜けた場合は生理食塩水か牛乳)乾燥させない状態を保ち、早急に歯医者を受診しましょう。

また、歯が欠けたり折れたりしてしまった場合、痛みがないからとそのまま放置してしまうと食べかすが溜まり虫歯の原因となるだけでなく、さらに歯が欠けてしまう可能性もあります。必ず歯医者を受診しましょう。

 
 
 
 
 
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万一、転倒などで口元を強打して歯が抜けたり欠けてしまった場合でも、適切な応急処置をすれば抜けた歯を元通りに再植させたり、欠けた歯を接着させることが可能です。不測の事態に備え、覚えておきたい処置ですね。

プレビュー画像: ©️instagram.com/poalcairo