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お気に入りの空き箱の上を占拠し続ける3匹のニャンコ

猫が大好きなもの…それは空き箱です。配達の空き箱、ビールの空箱、なんならティッシュ箱まで、すっぽり入り込んでまったり寛ぐのがこの上なく好き…猫とはそういうものなのです。

しかし、世の中には空箱だけでなく、中身が入ったまま閉じていようとも「箱」そのものに強い執着を示す猫もいるようです。猫好きさんなら思わずうなずく、猫と猫に翻弄される飼い主のストーリーをご紹介します。

Vitamix社製の新しいミキサーを購入したジェシカ・ガースン=ニーブス。これでフルーツたっぷりのスムージーも野菜ポタージュも作り放題… 彼女のヘルシーライフの新たな幕開けとなるはずでした。

しかし、購入から2週間が経過してもいまだに彼女は新しいミキサーを使うことができずにいました。商品に欠陥があるから、というわけではありません。ミキサーを箱から出すことすらできなかったのです。

一体、どういうわけなのでしょうか?

ミキサーが箱に入ったまま手付かずにされていた理由…それはジェシカの3匹の飼い猫にありました。3匹はミキサーが梱包された状態の箱をいたく気に入り、異常な執着心を見せていたのです。

3匹の猫マックス、ジョージ、ランド。ミキサーの入った箱がキッチンに置かれたとき、3匹もその場にいました。そして入念に箱の匂いを嗅いでチェックを終える頃には、すっかり箱が気に入ってしまったのです。

ミキサー入りの箱に惚れ込んだ3匹の猫。たちまち、誰が箱の上に座るかをめぐっての争奪戦が始まりました。とは言っても、仲良しニャンコたち。喧嘩なんて手荒なことはせず、交代制で箱の上に座るシステムを採用しています。とはいえ、そのうちの1匹はできるだけ長く箱の上に居座り続け、なかなか次の猫に順番を譲ろうとしないとか。

3匹の猫が交代で居座るため、依然として箱を開けられずにいるジェシカ。でも猫たちを無理やり立ち退かせて開封する度胸はありませんでした。

そこでジェシカは平和的解決方法を模索することに。ミキサーの製造メーカーVitamixのFacebookページに、もっと箱を送ってくれないかお願いしたのです。

「もし可能であれば…Vitamixの空き箱を3つ送っていただけないでしょうか?」

恥を忍んで奇妙なリクエストをしたジェシカ。しかし幸いにもメーカー側はジェシカのお願いに快くユーモアたっぷりに応じてくれました。

「この度はご連絡くださり、ありがとうございます。 私どもは今回の件を重大に受け止め、状況を把握し、以下のような結論に達しました。『高み』で寛いでいる猫ちゃんを脅かすようなことは絶対にすべきではありません。 これは、猫だけでなくお客様の平和な日常生活にも波風を立てかねません。 カスタマーサービスに連絡し、より多くの箱を送るよう手配いたしました」

このやりとりは何千人ものフォロワーによってシェアされ、数多くのコメントが寄せられました。ジェシカの3匹の猫たちは、あっという間にインターネット上でちょっとした有名ニャンコとなったのです。

3匹分の空き箱が届いた暁には、きっとジェシカは新しいミキサーを使うことができることでしょう。猫たちが無事にミキサー入りの箱を明け渡してくれるよう、祈るばかりです。

出典: boredpanda

プレビュー画像: ©︎ Facebook/Jessica Gerson-Neeves