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しょんぼり顔のせいで引き取り手が見つからなかった猫

ふわふわの小さな猫ビーンは、野良暮らしをして体が弱っていたところを保護されました。

保護施設には誰かが引き取ってくれるのを待ち侘びるたくさんの猫がいました。他の猫たちには次々に飼い主が見つかります。でも、ビーンを引き取りたいという人は一向に現れません。

施設に来る前、野良猫だったビーンは目の感染症や尿石症など複数の病気にかかっていました。しかし、保護施設のスタッフのケアのおかげですっかり健康です。

なぜ誰もビーンを欲しがらないのでしょう?

それはビーンの顔のせいでした。ビーンはいつも落ち込んでしょんぼりしているようにも見えるし、怒ってムスッとしているように見えます。ビーンのこの「仏頂面」が、猫を探しにきた人たちを遠ざけてしまうのです。

誰もビーンを欲しがらないまま1年以上が過ぎました。

ある晩、フランシスカ・フランケンという女性が、施設のホームページの写真を見ていました。目に止まったのはビーンの個性的な顔。最初は笑ってしまったそうです。

愛らしいビーンにフランシスカは一目惚れ。

フランシスカはすぐに施設にメールを書き、ビーンにもう飼い主が見つかったかどうか尋ねました。翌朝、施設のスタッフから電話がかかってきたとき、彼女は驚きました。

「とても親切な女性から電話がかかってきて、本当にビーンですか?と聞かれたんです。彼女は、私が間違った写真をクリックしたんじゃないかと心配してくれました」とフランシスカ。

フランシスカは実際にビーンに会いに行き、その可愛さにメロメロに。すぐに家に連れて帰りました。彼女にしてみれば、ビーンの顔が微妙だとか、悲しそうと感じる人がいるなんて信じられません。

ビーンはとても甘えん坊で、最初のうちはフランシスカに付きまとって離れませんでした。しかし、時間が経つにつれ、フランシスカがどこにもいかないと理解したようで、リラックスして過ごすようになりました。

それでも、いつもフランシスカと同じ部屋で過ごし、夜は同じベッドで寝ているそう。

そんなビーンには、台所で大好きなオリーブの実を見つけると、盗もうとするイタズラな一面もあるそうです。

施設で長い時間ひとりぼっちだったビーン。ようやく温かい家庭を手に入れることができました。これからはビーンに一目惚れしたフランシスカと相思相愛で幸せに暮らしていくことでしょう。

出典:thedodo
プレビュー画像:© Facebook/Không Sợ Chó © Facebook/Không Sợ Chó