人気の記事 お母さんが赤ちゃんを抱えているように見える、でも実はかなり悲しい話。 ShareTweetPin イギリス人のナタリー・ハーコートは、16才のときに妊娠しました。相手はたった数週間付き合っていたボーイフレンドで、妊娠がわかったときにはすでに別れていましたが、ナタリーはお腹の子を出産を決断しました。しかしその後、ナタリーはその子どもを流産してしまい、ひどい鬱状態に陥ってしまいました。 その鬱状態から抜け出すきっかけをつくってくれたのは、友人たちから貰ったプレゼントでした。 Facebook/Nat Harcourt 300ポンド(約5万円弱)を集めナタリーの友人たちが彼女に贈ったのは、等身大の赤ちゃんの人形でした。 人形を貰った日から、エミリーの「母」としての生活が始まりました。エミリーは、まるで本当の子どもにするように人形「レキシ」の面倒をみるようになります。レキシを「娘」と呼び、友達がパーティーなどに出かける日も、ナタリーは家で「子守り」をしていることがありました。毎朝9時に起き、朝食を2人分用意し、2人でテレビを見ます。 Youtube 彼女はレキシを抱っこしながら公園で一緒に鴨に餌をあげたり、バギーに乗せて友達に会いに行ったりもします。ゆりかご、服、おもちゃなど、本当の赤ちゃんに必要なものも揃えました。 「赤ちゃんを亡くしたことは本当に辛かった。レキシはそれを癒してくれる存在なの」 Youtube 夕方6時にはレキシを寝かせ、その部屋にはベビーモニターまで設置しています。夜中には数時間ごとにアラームをセットし、夜中に赤ちゃんに起こされるというシミュレーションしているのです。「私は、この子を本当の赤ちゃんみたいに扱っている。だからどこにでも一緒に行くわ。人に変に思われるかもしれないけれど、アルコールやドラッグにお金を使わないだけマシだと思う」 Youtube ナタリーは将来本当の女の子の赤ちゃんを産みたいと思っています。また、彼女の将来の夢は助産婦になることだそうです。 Youtube 思春期妊娠、そして流産を乗り越えることは簡単なことではありません。ナタリーのカウンセラーは、今の方法では本当の意味で流産からの心の痛みを乗り越えることは出来ないため、きちんとしたカウンセリングを受けるようにと助言しているそうです。エミリーが悲しみと向かい、乗り越え、いつかレキシを卒業できる日がくることを願っています。 ShareTweetPin こちらもオススメ