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考えさせられる

娘のAbcdeという名前を嘲笑されて怒った母親が航空会社に抗議

皆さんは名前でからかわれたことがありますか?

米国では5歳の娘の名前を空港職員から嘲笑されたと母親が航空会社に苦情を出し、航空会社が謝罪するという事件がありました。娘の名前は「Abcde」、「アブシディ」と発音します。この名前をゲート係員が娘の目の前で笑ったのです。

2018年、トレイシー・レッドフォードはテキサス州エルパソへのフライトのため、サウスウエスト航空のフライトを予約しました。5歳の娘アブシディを連れてカリフォルニア州のジョン・ウェイン空港にチェックインしました。

聞こえていますよ!

ゲートに入ろうとした時に事件が起こりました。ゲート係員がトレイシーのチケットをチェックし、そこに書かれている娘の名前を大声で読みあげて、笑いながら母親と子どもを指さしたのです。母親は唖然として、その無礼な従業員に詰め寄りました。

©YouTube/Inside Edition

「聞こえてますよ。私に聞こえているのなら、娘にも聞こえています。笑うのはやめてください」

しかし、それだけではありません。トレイシーがその女性係員に抗議した後も、彼女は嫌がらせを続けたのです。

「彼女は私のチケットの写真を撮って、娘を馬鹿にするためにその写真をインターネットに投稿したのです。Facebookでその投稿を見た知り合いが教えてくれました。私はこれをサウスウエスト航空に報告しました。でも正式な苦情を出したにも関わらず、サウスウエスト航空は2週間、何の対応もしていません」

「どうして私の名前を笑うの?」

この後、航空会社はようやく謝罪を表明しました。公式声明にはこうあります。

「当該社員と協議し、この事件を契機に会社方針を改善し、全従業員に期待することを明確にします」

航空会社の公式謝罪はありましたが、この経験は5歳のアブシディにとってトラウマになってしまったようです。「娘は私に『どうして私の名前を見て笑うの?』と言いました。私は『あのね、ハニー、すべての人がいい人とは限らないし、すべての人があなたに親切にするとも限らないのよ』と言いました」と母親は述べています。

この事件のニュースはこちらでご覧いただけます(英語)

Abcde(アブシディ)という名前はアメリカでは一般的な名前ではありませんが、全く知られていないわけでもありません。ここ数十年で、数百人の子どもが Abcde と命名されています。

珍しい名前や変わった名前、古風な名前、色々な名前がありますが、親が考えてつけた名前には由来や愛情がこもっているもの。人の名前をバカにしてはいけませんね。

出典:Inside Edition , washingtonpost
プレビュー画像:©YouTube/Inside Edition