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【ありがとうさくらさん】ちびまる子ちゃんの作者が残した生きるためのコツに共感せずにいられない。

2018年8月15日に漫画家のさくらももこさんが亡くなってから、もう1年が経ちます。1986年から少女漫画誌『りぼん』で連載が開始され、現在までアニメ放映が続く「ちびまる子ちゃん」を世代を超えて見ている親子も多いはず。国民的アニメの原作者の訃報に、悲しみに打ちひしがれたという人も多いでしょう。

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さくらさんの漫画が日本人に愛されたのは、かわいいキャラクターと含み笑いをさそうギャグや天才的なナンセンスに加え、その作品に見え隠れする人生哲学が多くの人の共感を呼んだことも理由のひとつでしょう。

そんなさくらさんの代表作のひとつ、「コジコジ」。遊んで食べて寝ているだけの怠け者の生命体、コジコジが主人公です。あまりの成績不良に、ある日コジコジは担任の先生に呼び出され説教を受けます。そんな時もコジコジは、「えっ悪いの?遊んで食べて寝てちゃダメ?」「盗みや殺しやサギなんかしてないよ 遊んで食べて寝てるだけだよなんで悪いの?」と素朴な疑問で返します。そして将来なりたい姿を問われた際も、こう答えます。

「コジコジだよ コジコジは生まれた時からずっと将来もコジコジはコジコジだよ」

Twitter/sano_sano_sano_

さくらさんの作品は、「気負わなくていい。今のままでも良い」という優しいメッセージを感じさるものが多いのが特徴です。

そんな中、2018年8月27日にTwitterユーザーの沙由希んぐ(キャロン5th♪)さんがポストしたある画像に、17万を超すいいねがつきました。それは沙由希んぐ(キャロン5th♪)さんが大切に保管していた、ある雑誌に掲載されたさくらももこさんのコラムの切り抜きでした。

「すっごい昔の何かの雑誌のコラム(?)

大好きで切り抜きずっと大切に持ってた。この中の「命にかかわること以外はたいした問題はないぞというぐらいの気持ちでゆこうよ」悩んだ時や落ち込んだ時にいつもこの言葉を思い出して乗り切ってきた。さくらももこさんありがとう。」

そこに描かれていたのは、さくらさんの「気楽にすごす工夫」。

「寝る前に嫌な事とか面倒な事を一切考えない。不眠症になるからね。気をつけて」

「疲れた時は少しでも横になって眠ろう。イヤな事があった時も眠るとラクになるよ。眠るって体にも心にも大切なことなんだよね」

「なるべくムダな用事は断ろう。気のすすまない食事や飲み会は時間もお金も体力も気力もムダになります。ただなんとなく断りきれなくてなんて言って消耗してる場合じゃないですよ。充てんするほうが大切です」

「自分がしなくていい仕事までかかえ込まないようにしよう。アレ?わたし何でこんなことまでやってるんだっけ?なんてことにならないように!!」

「まず体を大切にしてください。疲れたら体をすぐ休ませて。そして命にかかわること以外はたいした問題はないぞというぐらいの気持ちでゆこうよ。ね!!」

この投稿は大きな反響を呼び、100件以上のコメントで埋め尽くされました。

さくらさんがこの世に残した作品、もういちど初めから読みたくなります。作品この記事をシェアして、さくらさんの伝えたかった生きるコツを広めてくださいね。さくらももこさんのご冥福をお祈りします。