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コロナ禍 新聞に寄せられた8歳の切実な叫び 5行目あたりからもう胸が苦しくて読めなくなった

新型コロナウイルスが蔓延し初めてから、早くも1年半以上が経過しようとしています。

最初は戸惑い、どのように暮らしていったらいいのか分からずに多くの人が先の見えない不安にさらされていいました。しかし時間が経過すると共に、徐々に私たちは新しい生活様式を作り出し、在宅勤務や、ソーシャルディスタンスを保つことに慣れてきたと言えるのではないでしょうか。

しかしどれだけ新しい生活様式が私たちの「普通」になろうとも、どうしても埋められないものもあります。

今回紹介するのは、新聞に投稿された、ある小学生の嘆きです。

実際にその投書をご覧ください。

Twitter/kaodekadballoon

「給食 楽しく食べたい」

そんなタイトルで投書をしたのは、京都府の8歳、金子悠仁くんです。

悠仁くんは、コロナの蔓延とほぼ時を同じくして小学校に入学しました。

「幼稚園の時は、お喋りしながら楽しく食べたのに、今はあまり楽しくありません」…

悠仁くんは今の状況を、そう嘆きます。

皆さんご存知の通り、食事中、特に人と向かい合って、おしゃべりをしながら食べると、ウイルスが拡大しやすいとして、「黙食」…すなわち、人と会話をすることなく食事を摂ることが推奨されていますよね。

これはもちろん学校などでも例外ではなく、悠仁くんの投書を読むと、小学校でもお昼休みに、全員が静かに黙々と、机をくっつけたりせずに食事をしている様子が目の前に浮かんできます。

「ぼくのきらいなキビナゴのチーズあげはあじがわかりすぎて、なみだが出ます」…

悠仁くんは今の状況を、こう表現しています。

誰かに不満をぶちまけると言う訳でもなく、ただ単に、自分の苦手なメニューを黙って噛み締めなければならないのが悲しい、という表現が、とても健気で、なんだか心が苦しくなってしまいます。

この投書には、多くの反応が寄せられています。

Twitterの反応

いかがでしたか?

食べるだけが給食ではありません。

「これ、美味しいね」「僕はこれが苦手だなぁ」…そんな他愛もないコミュニケーションも、給食の大切な一部だったのだと、今になって強く気付かされます。

一見すると改善しつつあるように見えるコロナの状況ですが、しかし、こんな意外なところに影を落としているのかもしれません。

きっとすぐに、友達みんなでワイワイと楽しい給食時間を楽しめる、そんな日が来ますように…!

プレビュー画像:  / © Twitter/ kaodekadballoon