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震災復旧活動中のメキシコ人が帽子を取り、お辞儀する先には日本人救助隊の姿があった

日本人にまつわるある動画がTwitterに投稿され、今世界中で大きな話題になっています。

「どうもありがとうございました!」と日本語でお辞儀しているのは、どうも日本人ではないようです。9月19日にメキシコ中部で発生したマグニチュード7.1の大地震の復旧活動にあたる現地の人々です。お辞儀の先には、日本人救助隊員の姿が。

日本人災害救助チーム約70名は、メキシコ政府の要請に基づき、9月21日に特に甚大な被害を受けた首都メキシコシティ入りしました。震災による死者は少なくとも計325人、メキシコシティの死者が半数以上を占めています。災害の多い日本で救助活動を実施してきた日本人隊員たちは、メキシコシティでこれまでの経験をいかした迅速な救助活動を実施してきました。

ところが、この救助活動もさることながら、救助隊の被災者への礼儀が世界中で大きな反響を呼んでいます。

Reddit

現場に派遣された日本の救助隊は、ガレキと化した建物の中から発見された遺体に対して列を作り黙祷を捧げました。その真摯な対応に、現地の人々から称賛の声が相次いでいます。この写真をアメリカの掲示板サイトRedditに投稿したメキシコ人はこうコメントしています。

「今これをニュースで見た。(中略)この画像を見て心から感動しました。この救助隊員たちと、日本という国全体にお礼が伝えたいと思って投稿しました。

空港でインタビューされた隊員の1人はこう言っていました。『津波の被害に遭ったとき、メキシコに助けてもらいました。今度は私たちがメキシコを助ける番です』これ以上の言葉は必要ないですね。

ありがとう、日本。心から、メキシコより」

日本人でいることが嬉しくなるようなニュースですね。自然災害の多い日本だけでなく、地球の裏側でも素晴らしい技術と優しい心で救助に当たっている救助隊員の存在は、世界中の人の心を動かし勇気付けています。