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ジーンとくる話

愛したピットブルが死んだ。3か月後、彼女はこの顔をネットで見て、動物保護施設に向かって車を走らせた。

感情が顔にすぐでるという人はいますが、感情が表情にでる動物もいるようです。リサ・ライリーが動物救助団体フレスノ・ブリー・レスキューのホームページで「ミートボール」と名付けられたこのピットブル犬の写真を初めて見たとき、彼女はまさにこう思ったのだそうです。次の瞬間、彼女はこの施設を訪ねるため車に飛び乗っていました。

ミートボールは、カリフォルニア州セントラルバレーで保護されました。その際救助に当たった職員はみなこの子の笑顔に魅了されたそうです。のちにケンネル・コフ(犬伝染性気管気管支炎)にかかってからも、笑顔が絶えることはなかったそうです。ネットに投稿されたミートボールの笑顔の写真に、何千人ものネットユーザーが癒されました。リサもその一人でした。ミートボールはその笑顔で、新しい家庭での幸せな生活を手に入れたのです。リサはミートボールに出会った瞬間、人生を共にすべき運命を感じたといいます。最近これまで飼っていたピットブルのキティーを失くしたばかりのリサでしたが、ミートボールのスマイルが心の傷を癒してくれました。

ケンネル・コフの治療が完了したのち、リサはようやくミートボールを家に連れて帰ります。そこでは彼を迎え入れようと家族が待っていました。同じピットブルのパンキーとリカルド・タブス、それにダックスフンドのビティーとダップです。

ちなみにこの「ミートボール」という名前ですが、大きな特徴であるこのビッグスマイルが直接関係しているわけではなく、むしろ体格がその由来だそうです。「この子は本当に体高が低くて、おまけに幅もあるから、上から見るとまるで小型のトラクターみたいに見えるのよ。初めて出会ったときも、まるでボーリングの玉みたいに転がるように突っ込んできたわ。だから『ミートボール』。お肉の塊のように小さくてコロッとしてるからね」リサは笑いながら話します。

ミートボールの救助からリサの家に迎え入れるまでの過程を見てきたリサのボーイフレンド(今では夫)も、この笑顔の魅力にはまってしまった1人です。  

2人は愛嬌たっぷりのミートボールの表情を愛するあまり、専用のInstagramのページを開設しました。ミートボールは一気にインスタ界でのスターになっていきました。

新らしい家族がに甘やかされるのもまんざらではないようです。この顔をじっと見つめていると、こんなに愛されるのも当たり前という気がします。やっぱり笑顔って大切ですね!