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スポーツ

アジア人初優勝を果たしたゴルフ松山選手 しかしキャディがキャップを脱いでしたことに世界のメディアが騒然となる

現地時間2021年4月11日、アメリカ・ジョージア州に位置するオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは大きく沸いていました。

男子ゴルフの海外メジャー大会「マスターズ・トーナメント」で、29歳の日本人選手が初優勝を果たしたのです。

その名も、松山英樹。この大会で優勝するアジア人は松山選手が初めてとなり、まさに歴史的な快挙を成し遂げた瞬間だったと言えるでしょう。

この快挙に対し、日本人の多くが祝福を送ったのはもちろんのこと、あのゴルフの代名詞的な存在であるタイガー・ウッズを以てしても「この優勝はゴルフ界全体に大きな影響をもたらすだろう」と言わしめました。

しかしそんな大きな快挙の裏で、ひっそりと注目を集めた別の光景があったこと、ご存知ですか?

それは、最終日の18番ホールで、松山選手がウイニングパットを決めた後のことでした。

死闘を共にした松山選手のキャディーが、ピンを戻した後にキャップを脱ぎ、驚きの行為にでたのです。

実際にその光景をご覧ください。

何ということでしょう!

キャップを取ったキャディーは、深々とコースに一礼したのです。

勝利を決めた直後だと言うのに、慎み深く、リスペクトの精神あふれるこの光景を、海外のメディアは驚きをもって報じました。

これを見たTwitterの人々からも、賞賛のコメントが次々と寄せられています。

「日本人はとても敬意深く、威厳のある人々だ。マツヤマの優勝を、心から嬉しく思うよ」

「すごい。ゴルフ界で見た中で一番リスペクトある光景のひとつだよ」

「撮影されているなんて知らなかっただろうから、純粋に心から出た礼だったんだろうな」

 

キャディーをつとめた早藤将太さん(27)は、まさか自分がこのような形で脚光を浴びるなど、予想もしなかったでしょう。

インタビューに答えた早藤キャディーは、このような礼は必ずしもいつもやっているわけではなく、今回、自然と出たものだと語っています。早藤キャディーからしたらなんでもない行為だったのでしょう。

マスターズを闘い抜くことが出来て、自然とさまざまなものに対する感謝の気持ちがこのようにこぼれ出てきてしまったのかもしれません。

松山選手と早藤キャディーは、中学から高校・大学まで同じ学校の先輩・後輩だそうです。そこで共に寮生活をすることから芽生えた強い信頼関係が、今回の優勝に寄与していることは間違いないでしょう。

Twitter/Hawaihimelove

いかがでしたか?

選手とキャディーの二人三脚で掴んだこの歴史的快挙。しかし勝利を収めても、決しておごらずに、相手やその土地への敬意を忘れずに黙して礼するその様子は、まるで日本の剣道の精神を思わせる美しいもの。だからこそ、海外の人の目には新鮮に映ったのでしょうね。

これからも二人三脚での活躍、期待しています!

プレビュー画像:  / © Twitter/ Sean_Zak