3度の命の危険から生き延びたヒヨコ、動物園の人気者に

大阪市の天王寺動物園で「奇跡のニワトリ」が飼育されているのをご存知ですか?そう呼ばれているのは、11か月のオスのニワトリ「まさひろ君」です。 午後の散歩の時間になれば、出待ちの人々を集めるほどの人気っぷり。でもどうしてニワトリのようなありふれた動物が、他の動物を差し置いて人気者になってしまったのでしょうか。

それは、まさひろ君が命の危険から3度も奇跡的に生き延びることができた最強のニワトリだからです。

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まさひろ君が動物園にやってきたのは、2015年7月。もともとはタヌキやアライグマなどの肉食動物に与えられる「生き餌」として仕入れられたヒヨコのうちの1匹でした。生き餌とは、加工せずに生きたまま与えられる餌のことです。しかし同じ時期に偶然、動物園で人工ふ化でマガモのひなが1羽生まれたことで、ヒヨコのまさひろ君の運命は大きく変わります。子ガモは1羽だと怖がって餌を食べようしませんが、ヒヨコを一緒にすると真似をして餌を食べるそうで、ヒヨコのまさひろ君が役目に駆り出されたのです。九死に一生を得た、まさひろ君の1つ目の奇跡でした。

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2か月後、若鶏になりつつあったまさひろ君にふたたび危機が訪れます。その頃、園内にはイタチが出没するようになり、この時すでに小ガモとの生活を終えていたまさひろ君がイタチを捕獲するための「おとり餌」役に選ばれてしまったのです。3日間罠に繋がれていたまさひろ君でしたが、その間イタチが現れることはなく、またしても奇跡的に命をつなぎました。

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おとり餌としての役目を終えたまさひろ君でしたが、再び生き餌となる運命が待ち受けていました。動物園では通常、ニワトリは若鶏へと成長する前に大型の肉食獣に餌として与えられるのです。しかしそのときも、偶然、肉食動物担当の班から申し出がなく、まさひろ君はまたしても助かってしまったのです。動物園に来てから、3か月が経っていました。

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この強運ぶりを受け、2015年10月、園はまさひろ君を餌としてではなく正式に飼育動物として飼うことに決めました。生き餌で仕入れたヒヨコが飼育動物になったのは、園始まって以来のことだそうです。まさひろ君という名前は、このときに飼育員2人の名前から1字ずつ取って付けられました。

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やがて動物園には、まさひろ君に「会えたら幸運になれる」という噂を聞きつけた人が訪れるようになります。今では、まさひろ君目当ての来園者も多く、散歩の時間に登場するのを出待ちをする人までいるそうです。人懐っこいまさひろ君に会えれば、直接触れ合うこともできます。抱っこしても大人しい雄鳥は、非常に珍しいそうです。

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「幸運のニワトリ」まさひろ君の強運にあやかりたい!という方は、大阪市天王寺区にある天王寺動物園を訪れてみてください。夕方、大勢の人に囲まれてているまさひろ君に会えるかもしれません。こちらは園内を散歩中のまさひろ君を撮影した動画です。

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生き餌として入荷かれたヒヨコが3度も奇跡的に生き延びて、動物園の人気者になるなんて、なんだかカッコいい話ですね。まさひろ君は、本当に特別なニワトリです。

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