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ジーンとくる話

【タダでどうぞ】体中に落書きをされた捨て犬。その後の姿を見て涙がこぼれた。

2018年5月25日、アメリカ・オハイオ州のとある公園で散歩をしていた人びとが目にした光景は、信じられないものでした。1匹の白い犬がケージに閉じ込められたまま、捨てられていたのです。ケージに近づいて、中に入れられていた犬を抱き上げた時、彼らは目を疑いました。

そう、犬の体のいたるところに黒い油性ペンで落書きがしてあったのです。胴体の片側には「FREE」(タダ・無料)と書かれており、もう片側には「I am a gift from God」(神さまからの授かりもの)と書かれていました。犬の白く美しい毛並みが落書きのせいで台無しです。

そして、まるで犬の運命を嘲るかのように、犬のおでこには「Good home only」(良い家にだけ)と書かれてあったのです。たとえ何らかの理由で犬を遺棄せざるを得なかったとしても、このような落書きを犬の体に残す行為は、正気の人が成せることとは到底思えませんでした。

発見した人たちはすぐさま警察に通報し、警察によって地元の動物保護団体「ロス・カウンティー・ヒューメイン・ソサイエティ」が現場に呼ばれました。団体はマルベラ(フランス語のMerveille(奇跡)という単語になぞらえて)と名付けたこの犬をシェルターに連れて帰り、里親を探すことを決めました。

シェルターについた後、マルベラの落書きはスタッフの手で無事キレイに落とされました。マルベラは始め内気な様子だったそうですが、丸1日をシェルターで過ごした頃から、徐々にスタッフにも心を許すようになったそうです。

予防注射を済ませたマルベラの新しい飼い主をシェルターのスタッフが募ったところ、大勢の人から申し出がありました。保護団体がFacebook上に投稿したマルベラのストーリーが、インターネットで大反響を呼んだためでした。

そして無事、マルベラは地元の里親の元へ引き渡されることが決定しました!

マルベラが新しい飼い主さんの下で、幸せな生活を送っていけるといいですね!落書きをしてケージに閉じ込めマルベラを遺棄した元飼い主の行為を非難する声は、今もネット上で溢れています。蛮行を働いた飼い主に、法の裁きが下る日が訪れることを、心から願わずにはいられません。