えらい
育児放棄した隣人の子どもを育てた英国人女性
近所の人から「買い物に行くからちょっと見ててくれる?」と言って預けられた男の子を、自分の子どもとして育てたという驚きのエピソードを70代の英国人女性がTikTokで明かし、話題になっています。彼女の波瀾万丈な人生をご紹介しましょう。
英国人女性ロザリンダは、20代前半のときに婦人科系の検査を受け、自分の子どもは持てないだろうと言われました。しかし奇妙な偶然が彼女を不思議な方向に導いていきます。
ロザリンダの人生を変えたのは、彼女の小さな親切。「ある日、近所の人から買い物に行く間、 子どもの面倒を見てくれないかと頼まれました。もちろんOKしました。でも母親は戻ってこなかったんです」
子どもの名前はジョージ。両親から捨てられたジョージを施設などに預けるのは忍びないと思ったロザリンダは、その後もジョージを預かり、愛情を込めて面倒をみました。
ロザリンダはその後、結婚しましたが、そのときもジョージを連れて結婚したのです。
しかし、家族3人の幸せな生活は長くは続きませんでした。結婚してわずか3ヵ月後、夫が妹と浮気しているところを目撃してしまったのです。
彼女は離婚しましたが、前に進まなければなりませんでした。ジョージの世話をしなければならなかったからです。ジョージが18歳の誕生日を迎えるまで育て上げます。
そして18歳になったジョージは父親を捜すために家を出ました。ジョージは父親を見つけ、父親と一緒に新しい人生を歩み始めることになります。ロザリンダは、自分とジョージは今もとても良い関係だとしています。
いずれにせよ、この経験をきっかけに、ロザリンダは多くの子どもたちの里親になることを決意しました。
ロザリンダの最初の里子は、アデオラという名の少年でした。その後、多くの子を里子に迎えたロザリンダは、1990年代半ば、ローラという女の子を引き取ります。ロザリンダはローラが「とても美しい小さな赤ちゃんだった」と語っています。
ロザリンダはローラを正式に養子にしたいと考えるようになりました。養子縁組の手続きは「長く厳しい戦い」でしたが、ローラはロザリンダの正式な娘として認められました。ローラは現在30歳です。
里親として子育てに打ち込んできたロザリンダですが、2006年、55歳のときに現在のパートナーとなる男性と結婚。
70代になった彼女は自身の人生を「波瀾万丈だった」と表現しています。まさに波瀾万丈すぎて驚きの人生ではありますが、たくさんの子どもたちの世話をつづけてきた女性の「ハッピーエンドな人生」とも言えるのではないでしょうか。
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出典:mirror
プレビュー画像:©TiTok/mamarosalinda