機械に巻き込まれた。お祭りの乗り物で女の子が頭皮を失う

エリザベス・「ルル」・ギルリースはアメリカのネブラスカ州で両親と暮らす11歳の女の子です。 他の同世代の女の子たちと同様、ルルはお祭りが大好きです。ある日、彼女たちが住むオマハという街で大きなお祭りが開催されることになり、彼女も待ちきれずにワクワクしている一人でした。しかし、母親と一緒にお祭りに参加した彼女はこの時、そこで恐ろしい出来事が待っていることなど知る由もなかったのです。

Youtube/Inside Edition

お祭りのパレードの車に積載されたメリーゴーランドでルルが楽しんでいるとき、悪夢のような出来事が起こりました。彼女の長い髪の毛が、遊具の機械の中に巻き込まれてしまったのです。これによりルルは頭皮の大部分を引きはがされてしまいます。彼女の母親が慌てて職員に機械を停止させることができるまで、彼女は5分間もの長い時間を苦しむことになりました。彼女は、自分の娘の叫び声を死ぬまで忘れられないだろうと話します。

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ルルはすぐに病院へと運ばれ、彼女の命を救うべく医師チームによる数時間にも及ぶオペが行われました。その結果、彼女は何とか一命はとりとめたものの、状況は依然予断を許さないものでした。結局彼女は1週間も集中治療室で過ごすこととなりました。

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ルルの頭部には大規模な皮膚移植が行われ、顔の形は変わってしまいました。手術を受けた個所は、髪の毛ももう二度と生えてこないそうです。また、この手術と治療が長期的に彼女の体に一体どのような影響をもたらすかは、誰もわかりませんでした。

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しかし、ルルはつねに前向きでした。周囲の人々から驚くほど多くの支援を受けたからです。オマハの街で一緒に暮らす近所の人々から治療に必要となるだろう費用として65000ドルもの寄付が集まっただけでなく、励ましの手紙なども全米中から届いたといいます。ルルはそれを一通ずつ読み、可能な限り返事を書いたそうです。

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恐ろしい出来事に巻き込まれたにもかかわらず、ルルは優しい心を失うことはありませんでした。そんな娘を誇りに思う母親はこう話します。「ルルは私よりずっと強いんです」

現在ルルと母親は、このような祭りで使用される車両の安全性についてもっと厳しい検査が行われるよう請願を行い、ネブラスカ州に限らず全米中でこのような問題をなくすために連邦法の改正を訴えています。「このような悲劇は起こるべきではありません。今後、二度と起こってはならないのです」

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お祭りから3か月が経った現在、ルルの状態は予想よりも早いペースで改善しているそうです。しかし、ルルは学校に戻ったときに環境がどのようなものになってしまうのかを心配していたといいます。もしかしたらクラスメートにからかわれたり、いじめられたりしてしまうかもしれない。ルルはそう恐れていました。

母親の助けも借り、ルルはかつらをつけることを決断します。これで少しは気が楽になると考えたのですが、それでもまだ心配は完全になくならないといいます。「なんだか元の私に戻れたような気がする。でも、私のこの姿をクラスのみんなが好きになってくれなかったらどうしよう?」しかし、クラスメートたちのほとんどがルルの事故について知っており、何の問題もなく彼女を受け入れてくれました。そして何よりも、彼女の勇気を褒めてくれたといいます。

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ルルはこういった乗り物の危険性について警鐘を鳴らし、彼女が受けた傷についても共有していきたいと考えているそうです。「メリーゴーランドに乗るときは、何も自分の身体から引っかかるようなものがぶら下ってないかどうかを確認して。ポニーテール、ジャケット、フード、コード…巻き込まれそうなものはちゃんとしまい込んで」彼女は、こんな出来事がもう誰に対しても二度と起きないよう訴えを続けていくつもりです。

恐ろしい出来事に巻き込まれた少女の勇気と忍耐を記録した動画はこちらです(英語のみ)。

本当に勇気ある女の子です!一日も早く彼女の身体と心が回復し、落ちついた暮らしを取り戻すことができることを祈っています。

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