えらい
【一生忘れない授業】生徒に紙を丸めるよう指示する先生。次の一言でクラスは一瞬にして静まり返った。
Twitterユーザーの幸のん(@yukiya42442)さんは学生時代に自身が体験したある出来事をTwitter上に投稿しています。そのツイートはツイ主が中学生か高校生の時、学校に1人の外部講師が訪れた際に起きた出来事を綴ったものです。
授業のテーマは「イジメ」でした。いじめの認知件数は増加し続けていて、特に小学校でのいじめが急激に増えています。中にはイジメられた子が自殺に追い込まれるケースも少なくなく、自体は深刻化の一途を辿るばかりです。そんな中、幸のんさんのクラスにやってきた講師の方はあるユニークな方法でクラスの生徒にイジメとはどういうものなのか分かり易く教えてくれたそうです。
まず生徒全員にそれぞれ一枚の紙を配る先生。そして「今から配る紙をグシャグシャにして下さい」と指示を出します。紙を夢中になって楽しそうに丸めたり、踏んだりする生徒たち…。そしてクラス全員の持つ紙が折れ曲がっているのを見て、先生は生徒にこう質問したのです。
「ではそれを元通りにしてください」もちろん一度クシャクシャにしてしまった紙は元通りに出来るはずもありません。キョトンとして生徒たちが先生の次の言葉に耳を済ましていると、思いもよらぬ答えが帰って来たそうです。
「どう頑張っても元の綺麗な紙には戻りませんね?それがいじめです。」
いじめといえば中学か高校の時に外部講師的な方に「今から配る紙をグシャグシャにして下さい」と言われて、皆が紙を丸めたり踏んだりした後に「ではそれを元通りにして下さい。…どう頑張っても元の綺麗な紙には戻りませんね?それがいじめです」って言って教室が静まり返ったのは今も忘れられない。
— 幸のん(yukinon) (@yukiya42442) February 14, 2018
幸のんさんはTwitterの投稿で「教室が静まり返ったのは今も忘れられない」とコメントしていますが、一瞬でクラスの生徒みんなが先生の伝えたかった事を理解したのでしょう。その記憶は幸のんさんの心に深く刻まれています。
どんなに一生懸命伸ばしてもついたシワは消えないしどんなに擦っても汚れは落ちない。当時は凄く心にズンと来た。思い返してみれば皆紙をグシャグシャにしている最中は楽しそうに夢中になってやってたし、いじめもこうやってエスカレートしてしまうのかなって怖くなった
— 幸のん(yukinon) (@yukiya42442) February 14, 2018
Twitter上では「こういう(風に)わかるように諭してくれる先生少なくなった」や「私もそんな先生に会いたかったなぁ」といったコメントが沢山寄せられています。
先生、うまい例えですね。やったことは、もう取り消せない。
— こいけ (@67prince67) February 15, 2018
言葉以上にわかりやすい、まさに生きた授業ですね。
— もる (@cloudy_sky4949) February 15, 2018
私もそんな先生に出会いたかったなぁ(´ω`)
イジメはダメだと教えられてはいても、なかなか根絶するのは難しいのが現状です。でもこの先生の様に子供達にも分かり易く説明してあげれば、もしかしたら生徒の心にもメッセージが届くのかもしれませんね。
プレビュー画像:©Twitter/@yukiya42442