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彼氏と別れてから2年後、彼女はこの写真をインターネットに投稿した。その意志の強さに圧倒される。
アメリカに住む女性、ローラ・マイスティックは子どものころから肥満体型でした。成人した頃には身長が180センチ、体重が127キロになっていたローラは、自分のことを周囲の目線を集めてしまう巨大な怪物のように感じていたといいます。しかし教員資格を取得した2年前、ローラは変わうことを決意しました。
25歳のローラは、生活を変えたきっかけをこう振り返ります。
「大学を卒業してすぐでした。4年間の恋愛が終わって、何か変化が欲しかったんです。子どもたちを教える立場にもなるので良い見本にもなりたいと思いました」
このままでは新しい環境で出会う人たちも、彼女の「大きい」以外の特徴を見てくれないのではないかという不安もありました。
生活習慣を劇的に変えるために必要だったのは、やる気でした。何年にもわたって大量のお菓子やジャンクフードを隠れて食べていた彼女でしたが、これをやめることを誓います。そしてまずは、減量開始前の自分の写真を撮りました。
・・・そしてジムに通い始めます。
当初、体にメスを入れて減量手術をしようかとも考えましたが、まずは自分の力を試してみることにしました。自分だってやればできるんだということを自分自身と周囲の人たちに証明しようと思ったのです。
毎日決まった時間の運動と健康的な食事を生活に取り入れました。
「以前は絶えず冷蔵庫のところに行って欲しいものを何でも食べていました。ストレスからくる過食というのでさえなく、まるで自動的に動いているような、恐ろしい習慣でした」
でも彼女はこの癖をすぐに克服します。最初の5キロがあっという間に減ったとき、自分の力でゴールを達成できるということをはっきり自覚したといいます。
ローラは運動を続けました。そして丸一年で、体重を以前の約半分まで減らすことに成功したのです。ジムでは「鉄の大女神」と呼ばれるまでになっていました。今日の彼女の体を見ればその理由は明らかです。ローラの運動開始前と後の写真は、それが同じ人の写真だとは信じがたいほどです。
この変化を信じられないという人はたくさんいます。
「手術をしたんじゃないかと疑う人もいます。でもこれは、私が頑張って運動した結果です。最初はジムに行くのさえ苦痛でしたが、本当に自分の力やったんです」
「後で分かったことですが、私が通っているジムにいる人のほとんどが、最初、私のことをありえない冗談だと思っていたそうです。でもすぐに私が真剣だというこをわかってくれました」彼女のインスタグラムのプロフィール写真も彼女のやる気の源でした。「長い間、もし知ってる人が私の写真を見つけたらと怯えていました。でもオンラインで知り合った人たちはいつも応援してくれたし、自分自身の変身をこんなにもはっきり見ることができてとても良かったと思っています」
こんなに減量した後も、彼女の肌はまだハリを保っています。彼女によると、肌の垂れ下がりを防止してくたのは重量挙げだそうです。ストレッチマークと写真以外、昔のローラの名残はほぼありません。頑張ってここまで到達したかの証として、このストレッチマークは誇りに思っていると言います。
ローラの変化はかなり急激だったので、写真を広告に盗用しようとしたダイエット薬の会社さえありました。
ローラはようやく自分の体に満足し、自信がつき、生徒の前に立つことに対しての不安もなくなりました。昔の服を見ると、これが昔ぴったりだったなんて自分でも信じられないそうです。
「私の目標は幸せで健康になることです。トレーニングは大好き。最近は一週間に6回重量挙げをしています。生きかたが変わりました。もう体重を減らすということではないんです」
この女性の意志の強さは、多くの人たちに勇気を与えています。今も体重を維持しているのは素晴らしいことです。鉄の意志があればなんだってできるというのを実践した彼女は、生徒たちにとっても素晴らしいお手本になれそうですね!
