ちえとくをフォローする

ストーリー

公共の面前でお尻から放ったある物に赤面し恥じ入る2児の母親

オーストラリア在住の2児の母、ローラ・マッツァは家族の賑やかなドタバタ生活をブログに綴っています。毎日の出来事を包み隠さずブログで公開しているローラは、ヨガクラスで我が身に起きた恥ずかしい出来事についても報告してくれました。

「作り話だったらどんなに良いかと思うけど、悲しいかな、実話なの。実際に今夜起きた出来事よ」

「私、腹直筋離開に悩んでいるの。妊娠出産以来、お腹の筋肉が裂けてしまってまるでモーゼが割った紅海のような状態なの….そこで療法士に勧められたヨガで体を鍛えて体型を戻そうとしているの」

 

「様々なポーズからヨガセッションを始めて、上を向いた犬のポーズに入ったの。背中に心地よい刺激を感じながら、『これなら私にもできる….ヨガって最高!私ってイケてるヨガガールじゃない?! 見てよ、サマになってる!』

実はここずっと過去数週間にわたって過敏性腸症候群の症状が出ていて、私のオナラは腐った卵と清掃工場の臭いを混ぜたような悪臭なんだけど….イルカのポーズと3本足の犬のポーズのどこかで例の焼却生ゴミと卵がうっかり放出されてしまったの。そう、オナラしてしまったのよ。ヨガで。オナラ。骨盤底のおかげでこのザマよ」

「ヨガクラスは沈黙に包まれたまま、誰も反応しなかったから、かえって針のむしろ状態だったわ。でも脚の間に顔を持ってくるポーズに移った途端、臭い匂いが私の鼻を直撃したわ。私の内なる何かが死んだわ。しかも今も体の内側から何か腐ったような匂いがするの。ヨガクラスを退席しようかと思ったわ。もしくは引っ越しするとか。夢じゃないわよね?本当にしでかしちゃったのかしら?….現実なのね。了解、受け止める。私の決意をかき集めて言ってやるわ、アナタ達に何が分かるっていうの?誰だってオナラをするし、コントロール不可なのよ!ってね」

「その後、脚を伸ばすポーズをとったんだけど、まるで床に這いつくばったカエルみたいなの。インストラクターの先生が生徒の様子を見て回って、もっとストレッチできるように押してくれるの….ああ、きっとまた背骨が心地よい音を立てると思いつつ、今度はオナラを放出することのないよう、しっかりと肛門を引き締めたわ。先生が来て….私の背中を押したの….そして、ブリブリブリブリーッ!!!」

「最大音響でトランペットが私のお尻から奏でられたわ。思わず固まったわ。なんてことなの、なんてことなの、ああ、なんてこと!!赤面してあまりの恥ずかしさに涙が出てきたわ。立ち上がってヨガマットを巻いて片付けようとしんだけど、できなかったので、せめてもと部屋の隅に寄せておいたわ。そして靴とソックスと鞄を掴み抱え込むと、部屋を飛び出したわ。ドアを閉めようとして振り向いた私を脚を開いた体勢のみんなが衝撃を受けた様子で(多分、臭いのせいで覚醒昏睡にあったのかも)私を見ているのを、恥じ入りながらしかと見届けたわ。

「アシュラム教祖的存在のヨガ講師が私を見て、会釈して手を合わせて「ナマステ」と言ってくれたわ。心の中で「ナマステ、サヨナラ」と思いつつ、建物の外へと飛び出したわ。で、今マクドナルドでサンデーアイスクリームを泣き笑いしながら食べてるの。療法士の先生、ごめんなさい。もう二度と、絶対に、ヨガなんてしないわ! 腹直筋離開なんてクソ食らえよ!!」

別の意味で目に涙がにじむ恐怖のオナラ物語。ローラの強烈な実体験は私たちは皆生身の人間であり、その肉体には…ときにかなりの量のガスが秘蔵されていることもある、と教えてくれます。

本人(と周囲の人々)には気の毒ですが、笑える話です。