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【ゾッとする話】ペットの2m超えの巨大ヘビに異変が現れ心配する飼い主…しかし獣医の下した診断に背筋が凍る

ときおりニュースで報じられる大型の蛇脱走事件。2021年5月に大々的に報じられた、横浜で飼育されていたアミメニシキヘビの脱走事件については、体長約3,2メートル・体重約10キロ超という失踪したヘビの巨大さから、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。

世の中にはヘビが苦手な人もいれば、ヘビの魅力に魅せられ、ペットとして飼育する人もいます。10年以上前からネットで語り継がれているペットのヘビに関するエピソードを紹介します。

「ある女性が体長2メートル超えの大きなパイソンをペットに飼っていました。女性は毎晩、パイソンと一緒にベッドで眠り、言葉は話せなくてもジッとつぶらな瞳で自分を見つめるパイソンとの間に不思議な絆が育まれていると感じていました。

ところがある日を境に、パイソンが何も食べなくなってしまいました。これまで好んで食べていた餌には一切見向きもせず、様々な餌を試しましたがどれも食べようとはしませんでした。

それと同時期に、これまでいつもベッドの片隅でとぐろを巻いて眠っていたパイソンが、毎晩女性の横に並行になって添い寝するようになりました。パイソンが食欲不振になってから数週間が経過し、もしかしたらなにか深刻な病気にかかっているのかもしれない、と心配した女性は動物病院へパイソンを連れて行きました。

獣医は症状を聞くと、『他に何か最近変わったことは?』と尋ねました。他に特にこれと言った変化はない…と戸惑った女性ですが、パイソンが食欲がなくなってから毎晩自分の横で並行になって添い寝するようになったことを思い出し、獣医に説明しました。

すると、医師は顔色を変えて言いました。

『あなたはもうこのヘビを飼育しない方がいい。このヘビは病気ではありません。ヘビが何も食べようとしない理由…それはあなたを食べるためです。あなたを消化するために胃を空っぽにしていたんですよ。

毎晩、あなたの体に沿って添い寝していたのは、あなたの大きさを測って、飲み込むことができるのか確認していたんです』」

思わずゾッとしてしまう結末ですが、2000年代から都市伝説としてネットで語られている寓話です。

実際のところ、パイソンは獲物のサイズを測ってから襲うことはありません。野生の世界では、大型の獲物の大きさを隣に並んで悠長に測っている暇などないからです。そんなことをしようものなら、測っている間に逃げらてしまうので、襲いかかって締め上げ丸ごと飲み込みます。獲物の大きさを気にしたり、考えたりすることはほとんどないそうです。

また、パイソンなどのかなり大型のヘビをペットとして飼っている人は、ヘビがかなり長い間餌を食べない絶食の習性を知っているので、一定の期間何も食べようとしないのを心配して獣医に連れていくこともないため、海外のサイトでは作り話として結論づけられています。

ヘビは顎の特殊な構図から、自分の頭より何倍も大きな獲物を飲み込むことはできても、さすがに一般家庭でペットとして飼われているような種類のヘビが大人の人間の頭や肩を飲み込めるほど顎を大きく開くことはまずないと考えられています。とはいえ、インドネシアなど東南アジアでは巨大なニシキヘビが人を襲い丸呑みにする事件も起きていることから、「もしかしたら、ありえるかも…」と言う心理を巧みに突いた都市伝説です。

「ヘビのように狡猾」と表現されるように、欧米では冷静沈着で賢い(ときにずる賢い)イメージを抱かれがちなヘビですが、虎視淡々と計画を立てて待つ…ということはまずないようです。実際に目の前の獲物を襲おうと決めたら、今回の都市伝説のように隣で呑気に毎晩サイズを測って飲み込めるか確認したりなどせず、一気に締め上げて丸呑みにするとか。それはそれで怖いですね…。

プレビュー画像: ©️pinterest.de/citrusnoodle.tumblr.com