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母親に捨てられ傷つく黒豹の赤ちゃん しかし親代わりの「黒いヤツ」に出会った瞬間その運命は変わり出す
シベリアの動物園で生まれたその黒ヒョウの赤ちゃんは、母親ヒョウから育児放棄され乳を与えられず、危険な状態にありました。
一体どうしたものかと手をこまねいていた飼育員たちの前に、一人の女性が名乗りを上げます。
その女性は、過去に大型ネコ科の動物を飼育した経験があり、黒ヒョウの飼育方法も熟知していました。動物園側もその申し出を承諾し、この黒ヒョウの赤ちゃんの運命は、その女性の手に委ねられたのです。
ルナと名付けられたその黒ヒョウの赤ちゃんは、女性の献身的な世話のおかげで、どんどんと成長していきました。
お世話をしているうちに、だんだんと愛情が深まっていき、女性は結局ルナを動物園から家に連れて帰って飼育することにしたのです。
動物園から出たルナが出会った素晴らしいものは、お世話をしてくれる優しい人間のお母さんだけではありませんでした。
女性の家にはヴェンザという名のロットワイラーがいました。家にルナを連れて帰った日のことを、女性はありありと思い出すことができます。
大きなヴェンザが、まだまだ小さかったルナとちゃんと仲良くできるのか…心配で仕方なかった女性。しかしいざ2匹を会わせてみると…
慈しむように、ヴェンザはルナにすり寄っていきました。
それはまるで、新しい家族を「ようこそ」と迎え入れるかのようでした。
その日から、ヴェンザはルナの、動物界の親代わりのような存在となりました。
どんな時でも2匹は一緒。ルナもヴェンザを心の底から信頼していて、黒ヒョウなのに、仕草は日に日に犬のようになっているんだとか!
親ヒョウから捨てられ、生命すらも危ぶまれたルナでしたが、今の生活は全く違います!
すくすくと成長し、体は今やヴェンザとほぼ変わらないまでの大きさに。愛する人間のお母さんと動物の家族に囲まれ、幸せな生活を手に入れることができたのです。
いかがでしたか?
ルナとヴェンザの動画は、以下からもご覧いただけます。
黒ヒョウの赤ちゃんと黒いワンコの種族を超えた愛情…温かい気持ちになります。