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私たちが餌をあげることによって、多くの猫の命が失われている。あなたはこの数字を見て驚く。

日本ではなんと悲しいことに、年間10万頭近くの猫が殺処分されています。飼い主が捨てる理由は飼い主の生活の変化に伴うものや、猫に関する知識がないことが多いそうです。しかしそれが理由で猫が保健所や動物愛護センターに連れて行くと、ほとんどの場合は殺処分となってしまいます。

flickr/phip_s

行政に寄せられる引き取り要請の内訳を見てみると、さらに悲しい現実が見えてきます。なんと約70%は子猫なのです。そしてその大多数は飼い主が不明な子猫です。子猫は動物愛護センターなどに引き取られても、手がかかるのですぐに殺処分されてしまうことが現実です。

flickr/worak

それではこの飼い主が不明な子猫たちはどこから来ているのでしょう。不妊手術を受けていない野良猫が生み落とす多くの子猫たちが「近所迷惑」という理由で行政に持ち込まれています。こうした殺処分に拍車をかけているのは、野良猫に定期的に餌をあげる人たちの存在です。餌を与えられることによって、野良猫はしっかりと管理されないまま生き延び、生殖して悪循環を生み出しています。

flickr/Sten Dueland

山口県にある「てしま旅館」のオーナーの手島英樹さんは、そのような野良猫のことを真摯に考える一人です。愛猫のクロを旅館の前で交通事故で亡くしてから、自宅で4匹の野良猫の面倒を見るようになりました。しかし個人の家では4匹の面倒を見ることが限界です。

READYFOR?

さらに悲しい思いをする猫を少なくしたいとの念から、クラウドファンディングで新しいプロジェクトを立ち上げることにしました。旅館であれば一定のスペースもあるので、庭を改築すれば猫庭を作ることができます。

READYFOR?

猫の家具で日本グッドデザイン賞を受賞している地元山口県の磯部司デザイン事務所に依頼して、コンテナを使ってメインの建物を設計してもらいます。コンテナであれば将来増設することも楽だからです。

READYFOR?

猫の生きていく為の餌代、医療費、去勢手術代などは宿泊代の一部から捻出されるので、野良猫の問題の悪循環を止めることができます。そして将来的に里親探しなども考えています。

READYFOR?

このような試みが成功して、野良猫はもとより、猫の殺処分が減るといいですね。このプロジェクトは現在まだ資金調達中なので、同感する方は支援できます。旅館を満喫することによってプロジェクトを助けられるので、2倍にお得です。