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アラスカで恒例「最もおデブな熊」コンテスト、優勝した熊の姿がヤバすぎる…!

空高く馬肥ゆる秋。実りの季節を迎え、食欲の進むこの時期。自然の中に暮らす野生動物たちも冬に向けて食い溜めのシーズン開幕です。食べ物が少なくなる寒さの厳しい冬に備え、あるいは長い冬眠生活に備え、豊富な木の実などを自然の恵みをたくさん食べ、せっせと栄養を蓄える時期です。

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もちろん、森林生態系のトップに君臨するクマもこの時期、冬眠に備えひたすら食べまくります。

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北海道や北米では産卵のために故郷の河川を遡上する鮭を捕食するヒグマやグリズリーの姿がよく見られます。

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上流を目指し、力の限り泳ぐ鮭を…

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大口開けて…パクッ!

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子孫を残すために命がけで川を遡上する鮭には気の毒ですが、捕食する側のクマにとって栄養価の高い鮭は長い冬眠に備えるための貴重な食料源なのです。

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まさに鮭食べ放題状態。川で漁に勤しむクマたちの姿が恒例となるこの時期…

森の木の実や鮭など、秋の恵みを食べに食べ、クマたちは来たる冬に備えます。秋はクマが最も丸々と太る季節。肥満系クマさんが森の風物詩となるシーズンでもあります。

米アラスカ州のカトマイ国立公園保護区ではこの時期、毎年「ファット・ベア・ウィーク(最もおデブなクマコンテスト)」が開催されます。同国立公園保護区に生息する丸々と太ったクマたちが国立公園職員により(勝手に)エントリーされ、公式Facebookでユーザーの投票数を競うのです。

今年エントリーされたクマは12頭。

左右のビフォアー&アフター画像と比較して、激太りに成功したクマが1位の座を勝ち取るコンテストです。

貫禄漂うクマ番号775番、レフティに

お腹周りどっしり系のクマ番号747番…

3ヶ月前に比べ見事に肥大化に成功したクマ番号909番…

スリムなレディからわずか2ヶ月でこの巨漢へ。恐るべき食欲、クマ番号435番ホリー。

子供に食料を分けつつも着実に増量に成功、クマ番号402番。

2ヶ月前とは同じクマとは思えぬ胴回り、クマ番号32番チャンク。

このお腹なら長い冬眠も楽勝?クマ番号480番オーティス。

地面にお腹が近いどっしり系に仕上げてきました、クマ番号854番ディボット。

以下、錚々たるメンツが揃い優勝の座を争います。夏のスリムボディから一転、食い溜めに成功し見事おデブ化したクマたち。あなたならどのクマ推しですか?

10月2日から8日にかけて1週間に渡る投票の結果、見事1位の座を勝ち取ったクマは…

クマ番号435番、ホリー!!

見事優勝に輝いたのは、丸々と太った雌グマ、ホリーでした!コロコロと肥えた素晴らしい曲線、皮下脂肪がすごそうな肉厚感、さすがは1位の貫禄です。

推定年齢20歳以上。野生のグリズリーの平均寿命が約25年であること考慮すると、すでにお婆ちゃんクマの域に差し掛かっているホリーですが…やはり年の功、冬眠成功の秘訣を心得ているようですね。冬眠中のクマは基本的に絶食のため、いかにたくさん食べて栄養分を蓄えるかが重要なのです。

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ちなみに冬ごもりに入る前のクマの皮下脂肪は10センチ近く!ヒグマは分厚い皮下脂肪で弾丸をも防ぐと言われていますが…あながち迷信ではないようですね。野生のヒグマの場合、気温が日中も0℃以下が続くようになる頃冬眠に入ります。

まだ冬眠まで少し早いため、ホリーは今後もまだまだ大きく成長する余地があるようです。優勝者ホリーにとって、今年の冬眠は快適なものとなりますように!

「ウップ、もう動けないよ…」

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