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【クマが愛犬を襲撃!】自宅の庭で愛犬の頭を咥えて引きずる巨大なアメリカクロクマ !それに気づいた飼い主は咄嗟に…

近年、日本各地でクマによる人身被害が発生しています。北海道に生息するヒグマによる被害だけでなく、ツキノワグマによる被害も全国で相次いで報告されており、注意が呼び掛けられています。

野生のクマが数多く生息する北米でも近年、住宅地にクマが現れるなどクマと人との遭遇事故が急増しています。

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感謝祭前日の11月25日、米国カリフォルニア州ネバダ群のグラスバレーに暮らすケイレブ・ベンハムは自宅の外から聞こえる奇妙な唸り声に気がつきました。不審に思い、窓の外を見たケイレブの目に映ったのは衝撃的な光景でした。

なんと庭で遊んでいたピットブルの愛犬「バディ」が巨大なアメリカクロクマに襲われていたのです。クマはバディの頭を大きな口でガブリと噛みついたまま引きずり回し、今にも息の根を止めようとしていました。

「愛犬を助けなければ」ケイレブは無我夢中で家から飛び出すとクマに向かって突進。タックルし、クマの喉元を掴むと顔面と目にパンチを浴びせ続けました。ケイレブの捨身の攻撃にクマはようやく獲物を諦めバディを解放し逃走。瀕死の重傷を負ったバディはただちに動物病院へと搬送されました。

しかし最寄りの動物病院はCOVID-19の影響により休院。受け入れ先の動物病院がなかなか見つからず「もしかしたら手遅れになるかもしれない」と焦りの色が濃くなる中、なんとか緊急手術可能な病院を見つけることができました。

幸いにも命を取り留めたものの、クマに頭を噛み付かれた状態で30メートルほども引き摺り回されたバディは顔と頭部に深い噛み傷を負っており、緊急手術は4時間近くにも及びました。

顔中の噛み傷は縫い合わされ、千切れかかった耳は医療用ホチキスで縫合、大怪我により液体が溜まった頭部にはチューブが挿入されました。

「手術の間ずっと、廊下から手術室の窓を覗き込んでいたよ。生きた心地がしなかった」と地元メディアCBS Sacramentoの取材に対してケイレブは語っています。

現在、バディは無事に退院し順調に回復しています。

しかし、例のクマは事件後もいくどもケイレブ宅の庭に姿を現しており、おそらく再びバディを狙っているのではとケイレブは考えています。

「クマが愛犬を襲ったのは食糧を得るためであり、野生のクマにとっては当たり前の行動だから、横取りされた獲物を取り戻そうとしている気がするんだ」とケイレブ。

クマは餌を取られると取り返しにくる習性があり、執念深い生き物としても知られています。実際に、福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件では登山中の学生のリュックサックを取り返された若いヒグマが執念深くに学生につきまとい、3名の死者を出しています。

「もしまたバディがクマに襲われたら…また必死で立ち向かうだろうね。もしあなたの子供がクマに襲われていたら、あなたも同じことをするでしょう。僕にとっても我が子も同然だから。この子のためなら命を危険に晒すことも厭わないよ」と語るケイレブ。

とはいえ、決してケイレブはこのクマの駆除を望んでいるわけではありません。クマが保護され、自然豊かな生息地に帰ることができればと考えています。

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北米では近年、住宅地にクマが現れるなどクマと人との遭遇事故(死亡事故などの人身被害含む)が急増しており、「クマの生息地」に住む人間が増えているためだと専門家は指摘しています。クマの生息域に人間の居住が進んだ結果、人家の生ごみ入れやバードフィーダーなどを漁ったり裏庭で餌を探すクマが増え、遭遇事故増加に繋がっているそうです。

現在、北米に生息するアメリカクロクマの個体数は推定85万~95万頭。保護活動の成果や、生息に適した森林地帯の拡大により、個体数・生息域ともに増加・拡大傾向にあります。

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人の住みかとクマの生息域が入り混じりつつある状況下で、クマが人間のすぐ近くで暮らすことに慣れてきていると野生生物学者は危惧しており、クマを住宅地に引き寄せないためには、生ごみ入れを開けられないようにする、ペットの餌は室内でやる、バードフィーダーを外に放置しないよう指摘しています。住民の不注意によるこうした誘因物がクマを引き寄せ、人と至近距離で遭遇するリスクを招くと野生生物学者らは警告しています。

7年前に施設から引き取った愛犬バディへの深い愛情が伝わるエピソード。大怪我を負ったバディが1日も早く回復し、危害を加えたアメリカクロクマが無事に人里から離れた生息地に移ることができますように。

プレビュー画像: ©️pinterest/awoodrailing.com