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【カメラが捉えた】最愛の妻の髪の毛を 夫が剃り落とす瞬間

もしも家族やパートナー、大切な誰かが「がん」の宣告を受けたとしたら…きっと激しく動揺し、絶望の淵に立たされる人が多いことでしょう。大切な人を失うかもしれないという恐怖、耐えずつきまとう不安と悲しみに苛まされるかもしれません。しかし、がんは必ずしも不治の病ではありません。現在、がんの5年生存率は6割近く。治癒率は半数以上とされ、早期に発見し適切な治療を受ければ約9割が治るとも言われています。患者とパートナー・家族一丸となって闘病生活を乗り越えるという覚悟が必要です。

ケルシー・ジョンソンと妻チャーリーは、現在まさにこの状況に直面しています。乳がんの宣告を受けたチャーリーはがん治療を間近に控えています。抗がん剤による治療、それはすなわち副作用として頭髪の脱毛が起こることを意味します。

髪の毛を失うことは、がん闘病中の女性にとって特に辛い副作用の一つです。そこでチャーリーは思い切って、髪の毛を夫の手で剃り落としてもらうことに。がんとの闘いを踏み出した夫婦の決意の現れとも言えるこの姿を、写真家のマンディ・パークスが写真に収めました。夫婦の決意が伝わる、痛ましくも美しい写真に多くの反響を呼んでいます。

1. 日本では年間6万人以上が乳がんと診断されており、患者数は年々増加傾向にあります。

2. 乳がんは女性に発生するがんとしてはもっとも覆い病気です。国立がん研究センターの2018年の発表によれば、11人に1人の割合で発症すると言われています。

3. 女性だけでなく男性も乳がんになる可能性はあります。(男性の乳がん患者数は全体の0.5%程)

4. 早期に発見し適切な治療を受ければ約9割が治ると言われています。(がんの大きさが2㎝以下で、他の組織や臓器への転移がない状態)

5. ガン治療に用いる抗がん剤は分裂の早いがん細胞を攻撃する一方、正常細胞の中でも分裂が速い毛母細胞も攻撃するため、ほとんどの患者に脱毛現象が起こります。

6. 頭髪だけでなく、眉毛やまつ毛が抜けることもあります。

7. 治療中の脱毛に備え、ウィッグを準備する患者もいます。

8. 医療用のウィッグは医療保険対象外ですが、自治体によっては助成金がでることもあります。

9. 本格的なウィッグではなく、部分的に髪のついた帽子や医療用帽子を利用する患者さんもいます。

10. やはり髪の毛を失うことは多くの闘病患者にとって辛い体験です。

11. がん治療が終われば1ヶ月ほどで徐々に髪の毛は生えてきます。

12. しかし、中には抗がん剤投与を終え数年たっても十分に髪の毛が生え揃わず、ウィッグを使用している人もいます。

13. がん治療中の患者にとってなによりも必要なこと、それは家族やパートナーが心に寄り添ったサポートです。

14. ケルシーとチャーリー、

15. 2人は一丸となってがんと闘う決意をしました。

16. 互いに手を取り合い、自分のため、愛する人のために前に進む2人の姿は心を打ちます。

Facebookに2人の写真シリーズが投稿されると大きな反響を呼び、シェア数は30万回以上にも達し、5万件を超えるコメントが寄せられました。SNSを通して寄せられた多くの人々の共感と応援がこの夫婦にとって、さらなる励ましとなったのではないでしょうか。

人生の大きな試練に直面したケルシーとチャーリー、2人ならこの困難な局面もきっと乗り切ることができる、そう信じています。

プレビュー画像:©︎Facebook/Mandy Parks Photography, ©︎Facebook/Mandy Parks Photography