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コロナ危機で台無しになったプロポーズ作戦の意外な結末

飲み会やイベント、旅行など、これまで普通にできていたことがコロナ危機で突然できなくなりました。いろいろな計画をやむなく変更した人も多いのではないでしょうか。アメリカ、ノースカロライナ州出身のイアンは人生の一大イベントを変更せざるをえなくなりました。

Engaged

販売員のイアンは、コンピューター技術者のカイラと付き合って2年。カイラは出会った当初からイアンとの関係が長く続く予感がしていたと言います。「この男性は特別な存在だってすぐに分かったの。彼と一緒に暮らしたいし、愛して応援したいと思っていた」

© Imgur/kylarwells

イアンもカイラを大切に思っていました。そして彼はついにプロポーズを決意。サプライズ好きな彼女のため、思いがけない場所でのプロポーズ計画を練り始めました。

二人は次の休暇にアイスランドに行く予定でした。イアンの計画はこうです。

普通の休暇旅行のふりをして、ある場所に彼女を連れていく。そこはイアンが以前訪れて感動した山の頂。「そこからは巨大な白い氷河、青く澄んだ海、緑の野原、険しい黒々とした山脈が見渡せるんです」とイアン。その美しい場所でイアンはカイラにプロポーズする。

さらにイアンは、家族にも計画に協力してもらうつもりでした。家族にも同時期に密かにアイスランドに行ってもらい、山頂でプロポーズに感動した彼女の前にサプライズで現れ、写真を撮影してもらうのです。

© Imgur/kylarwells

生涯記憶に残る感動的なプロポーズになるはず…でしたが、コロナ危機が起こり、イアンの夢の計画ははかなく消えてしまいました。

でも、イアンの悪夢はそれだけでは終わりませんでした。

ロックダウンで在宅勤務となったイアンは、ある日、自室でテレビ会議をしていました。そのとき同僚との会話が、突然イアンのプロポーズ作戦についての話題に。イアンはイヤホンを使っていなかったので、リビングルームにいたカイラに会話がすべて聞こえてしまったのです。

© Imgur/kylarwells

「プロポーズのサプライズ計画はすべてカイラに知られてしまいました。カイラはその後2日間泣いていました。魔法のようなプロポーズの瞬間をもう体験できなくなってしまったから」

同僚に計画を暴露されてしまったイアンは、やむなく作戦を変更して、結婚指輪をカイラにデザインしてもらえないかとお願いしました。2日間泣いたあと、カイラは自分で結婚指輪をデザインすることを喜んで承諾しました。

でも、イアンはサプライズを諦めることができません。彼女にとっても自分にとっても大切な人生の一大イベントだったのに…。

© Imgur/kylarwells

カイラに小さくても心に残るサプライズをプレゼントしたいと考えたイアンは、彼女がいつも不満に思っていることを思い出しました。イアンは愛情表現が苦手なタイプ。それがカイラには悲しかったのです。「愛している」とさえなかなか言えないイアンに、カイラはなぜ自分が好きなの?といつも尋ねていました。

イアンは二人でハイキングに行き、小さな山を登る途中に、カイラの後ろを歩きながら、たくさんのメモの写真を撮りました。

メモには彼が彼女を好きな理由として「頭がいい」「可愛い」「人の良いところを見つけられる」と書かれており、他にも「彼女を永遠に愛し続けたい」「これからプロポーズするぞ」など彼の決意も書かれています。照れ屋さんな彼らしい愛情表現ですね。

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山頂に着いた時、イアンは彼女の手をとって、初めて彼女に「愛している」と言いました。そして彼女にメモの写真を見せて、改めてプロポーズしたそうです。

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二人は2021年6月にカナダのカルガリーで結婚式をあげる予定です。次回は不運な出来事が起こらないといいですね。お二人の末長い幸せをお祈りしています!

プレビュー画像: © Imgur/kylarwells