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コロナで結婚式が中止になってしまったカップル しかし頼んでいた食べ物をキャンセルせずにとんでもないことに使った

新型コロナウイルスは日々その感染者の数を増しています。

そしてその影響は実にさまざまなところに影を落としています。

シカゴに住むカップル、エミリー・バグさんとビリー・ルイスさんにも、その負の影響は及びました…

予定していた大規模な結婚式を、キャンセルせざるをえない状況になってしまったのです。

結局2人は小さな市民ホールで、フォトグラファーだけを招いてささやかな結婚式を挙げました。

Instagram/ thresholdschicago

しかし問題がありました。大規模な披露宴を開くため、およそ5000ドル(50万円)のケータリングフードを注文していたのです。

披露宴がキャンセルを余儀なくされたため、その食べ物の行き場はもうありません。そしてケータリングをキャンセルするのは心苦しすぎました。

そこで2人は、ある大胆な行動を起こすことに決めたのです。

Instagram/ thresholdschicago

エミリーさんは、自分が働くNPO団体に、感謝祭の夕食として、その食べ物200食分を提供することにしたのです!

エミリーさんが働くその団体は、精神疾患や物質使用障害をもつ人々を支援するThresholdsと呼ばれる団体です。支援しているのは、なかなか行政の助けが行き届かない幼児から高齢者、ホームレス、退役軍人など…

その多くが低所得者で、まともに食事にありつくことさえ難しい状態だそうです。

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例年、感謝祭には、団体は貧窮する人々のために大規模な食事会を開催していました。

しかし2020年はパンデミックの影響でその開催も難しくなり、どうしようかと途方に暮れていた中、カップルから届いたケータリングのプレゼント。

集団で楽しく食事することこそできませんでしたが、このケータリングが貧困にあえぐ方たちにとってどれほど救いになったことでしょう。

Instagram/ thresholdschicago

ケータリングの注文を受けた業者は取材に対して、「コロナ禍の影響で、キャンセルの連絡は後を絶たないですが…寄付目的でそのままオーダーをしてくれたのは、彼女が初めてでしたよ!」と語っています。

カップルの思いやりによって、多くの人が空腹を満たせただけでなく、ケータリング業者も大きな仕事を失わずにすみ、経済的な打撃を避けることが出来たのです。

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団体職員は、カップルのこの行為に深く感謝していると言います。

エミリーさんが、団体が支援している人々を本当に気にかけていてくれていることに、感動を覚えたと取材に対して語っているそうです。

 
 
 
 
 
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結婚式がキャンセルになってしまい、エミリーさんもビリーさんもがっかりしていたはずです。しかしそんな中でも、思いやりの心を持ち、多くの人に幸せが届くように行動したこのカップルのアクションは、コロナ禍を生き抜く現代の私たちの行動のお手本になるかもしれませんね。

プレビュー画像: / © Instagram/ thresholdschicago