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【コロナ感染予防のため面会禁止】病室の窓越しに妊娠中の妻を励まし続けた夫

米国イリノイ州に暮らすショーナとボブ夫妻。二人は間もなく生まれる第一子の誕生を心待ちにしていました。

しかしショーナの妊娠経過は決して順調なものではありませんでした。妊娠中に様々な合併症を伴い、母体の健康状態は著しく悪化。妊娠後期から出産までの数ヶ月は絶対安静を言いわたされ、病院のベッドの上で過ごすことになりました。

羊膜嚢の早期破裂により、陣痛を迎える前に羊水が漏れ出してしまい母子ともに感染症のリスクの高い危険な状態にあり、お腹の赤ちゃんは早産で生まれる上に生存できる可能性も低いと診断されていました。

無事に出産を迎えることができるか、不安の只中にあったショーナとボブ。そんな中、新型コロナウイルス感染症(COVID-19 )拡大によるパンデミックが更なる追い討ちをかけました。入院患者を新型コロナウイルス の感染から守るため、病院は見舞客や患者家族の面会を禁止。ハイリスク患者であるショーナも当然、ボブと面会が不可能となりました。

ショーナは病室で一人不安な妊娠期間を過ごすことになったのです。しかし妻とお腹の子供を案じるボブは決して諦めることはありませんでした。面会謝絶の隔離された状況下でも、妻を元気づけるためにあるユニークなアイディアを思いついたのです。

当初はFaceTimeやZoomなどのビデオチャットで毎日ショーナと会話をしていたボブですが、「やはり実際に相手の顔を見たい」との思いから、思い切った行動に出ます。

感染のリスクのない安全な方法で妻に面会することにしたのです。

頻繁に病院を訪れ、ショーナの病室の下からメッセージボードを掲げ、孤独な入院生活を励まし続けたのです。しかもアウトドアチェアまで準備して同じ時間に窓の下で食事をとる徹底ぶりです。

二人で支え合い過ごす長く不安な入院期間を経て、ついに出産のときが訪れました。息子フォレストの誕生です。幸いにも母子ともに健康でショーナとボブは安堵と共に大きな喜びに包まれました。

新型コロナウイルスに伴う面会禁止により、入院中の妻に会うことが叶わなくなっても毎日のように顔を見せて励まし続けた夫ショーン。

新型コロナウイルス に関する不安なニュースの多い中、心温まるエピソードですね。

感染のリスクの中、ゴミを集める作業員へのメッセージ記事も是非ごらんください。

プレビュー画像: © Facebook/Bob Conlin © Facebook/Bob Conlin