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自粛中2011年のアメリカ映画を観ていた しかし今の状況とのあまりの類似に鳥肌が立った

新型コロナウイルスが猛威を振るい、私たちの日常はガラッと変わってしまいました。家にこもる生活を余儀なくされる中、多くの人はこんなことを考えているかもしれません。

「こんな状況、一体誰が予測できただろう?」

確かにここまでの規模のアウトブレイクは、現代社会においては、人類が初めて遭遇するものです。しかし実はこの事態をまるで予想していたかのようなアメリカ映画が今、大きな話題になっています。

実際にその予告編をご覧ください!

 
信じられない…
たった1分程度の予告編を見ただけで、今の状況との驚くほど多くの類似点に気がついたのではないでしょうか?

film

その映画は、「コンテイジョン」(2011年、アメリカ)。

感染者をわずか数日間で死に至らしめる新型ウイルスが急速に世界中に拡大し、その危機の中、治療薬の開発に挑む医師たちの姿と、市民の過酷なサバイバルを描くパニック・スリラー映画です。監督を務めているのは、名匠スティーブン・ソダーバーグ(オーシャンズシリーズなどで有名)。

脚本を執筆したスコット・Z・バーンズは、この映画のためにパンデミックについての徹底的なリサーチを行ったそうです。先日、新型コロナのパンデミックと映画の類似性についてインタビューを受けたバーンズ氏は、「実は科学者たちの多くは映画制作をした当時すでにこのようなパンデミックが起こるのは時間の問題だと言っていた」と語ります。

また、ウイルスの拡大と同時に起こるパニックやデマの拡散についてもこの映画は実に鋭く切り込んでおり、バーンズ氏はこういった状況においては情報は非常に慎重に扱わなければならないと主張しています。

YouTube/シネマトゥデイ

バーンズ氏は科学的・薬学的な治療法が見つかるまでは、「人間こそが唯一の治療法」であると結びます。パンデミック下ではお互いがお互いのために背負う義務があり、互いに距離を保ち、手を洗い、基本的には家から出ないこと。それが何よりも優る治療法であり予防法であると映画の制作を通して学んだと言います。

現在、映画を手がけたソダーバーグ監督は、DGA(アメリカ監督協会)から指名を受け、新型コロナ後のハリウッドの安全対策制定を指揮することが決まっています。パンデミックを扱った映画を撮った業界トップの監督だけに、これ以上考えられないような素晴らしい人選かもしれません。

steven

いかがでしたか?映画はAmazonなどからご覧になれます。鑑賞して、現状との類似点や相違点を探してみると興味深いかもしれません。しかし忘れないでください。パンデミックに対して警鐘を打ち鳴らしていた誰かが常にいたということを。この映画の存在がそれを証明しているのです。

プレビュー画像:©︎Pinterest/eiga.com