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お腹をすかせ鳴いていた生後間もない子猫はこの人間を見つけた 4週間後の姿は想像できない

世の中には、胸の締め付けられるような音があります。2020年末、瓦礫とタバコの吸殻が散乱したエジプトのほこりっぽい広場で、そんな音が聞こえてきました。

それは、一匹の子猫の泣き声。足元もおぼつかない小さな子猫はミャアミャアと泣きながら、通りかかった男性にぎこちなく近寄ってきました。

「子猫の鳴き声でその場全体が悲しみに包まれたようでした。私が近づくと、子猫はすがるように必死にヨロヨロとあとをついてきました」とその男性は言います。子猫にとって幸運なことに、彼はHow’s Paws という動物保護団体でボランティアをしている動物好きの男性でした。

©Youtube/How’s Paws

生後間もない本当に小さな子猫です。栄養失調で弱っていましたが、生きようとする強い意志を持ち、男性に助けを求めたのは幸運でした。彼は放っておけず、子猫を拾い上げ、自宅に連れてかえり、まず、湿ったタオルで汚れた毛並みを拭いてあげました。

©Youtube/How’s Paws

「風邪をひいていたらと思うと怖くて・・・シャワーで洗うことはできませんでした。母猫からも世話をされたことがなかったのかもしれません。ゆっくり丁寧に拭いてあげました」

子猫は生まれてから、まったく乳を飲んでいない可能性がありました。それでも、ここまで自分の力だけで生きてきたことは驚きです。もちろん、きれいに拭いた後は、十分なミルクを与え、暖かい場所で寝かせてあげました。この弱々しく小さな生き物は、生き延びることができるのでしょうか。

©Youtube/How’s Paws

下の動画で、子猫が救出された様子をご覧いただけます。

優しい男性のおかげで、子猫はすっかり元気になりました。好奇心が芽生え、周囲を探索するようになっています。もう悲しげな声で鳴くことはなくなり、生きる喜びにあふれた可愛い元気な子猫になりました。

©Youtube/How’s Paws

9週間後、子猫は見違えるようにふわふわに成長し、助けてくれた恩人と楽しく遊んでいます。その変身ぶりには驚くばかりです。

©Youtube/How’s Paws

子猫には助けてくれる優しい人がわかったのか…それとも本当に幸運だったのか。いずれにせよ、健康に幸せになれて本当によかったです!

プレビュー画像: ©YouTube/How’s Paws