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えらい

5歳児は目の前で母親が倒れる瞬間を目撃した 目が覚めた母親はあまりにも衝撃的な事実を知る

今、イギリスで発生したある事件が、世界中の注目を集めています。

2016-07_11_Telford-17

事件でスポットライトを浴びることになったのは、シュロップシャーはテルフォードに住むキャロラインさん(41)と、その息子ジョシュくん(5)でした。キャロラインさんはいつものようにリビングでジョシュくんと1歳半のハリーくんと遊んでいたそうです。しかし突然、目の前が真っ暗になり、そのまま意識を失って倒れてしまったのです!

持病である糖尿病の合併症である糖尿病性昏睡でした。

しかし家にはキャロラインさんと幼い息子2人しかおらず、助けてくれる大人などもちろんいませんでした。大ピンチです!

しかし…キャロラインさんが目を覚ました時、自分が救急隊に囲まれ、病院に搬送されていることに気がつきました。

救急隊は、キャロラインさんにこう教えてくれました。

「5歳のジョシュくんが、我々に通報してきたんですよ…」

信じられない思いでその話を聞いていたキャロラインさん。なぜなら、5歳のジョシュくんはそれまでの人生で一度も電話などかけたことなどなかったのですから。

一体どうして、通報する電話番号が分かったの…?そう考えていると、思い当たる節がありました。

ジョシュくん、実は大の乗り物好き。パトカーや救急車のおもちゃでいつも遊んでいたのです。そして、ジョシュくんの1番のお気に入りの救急車のおもちゃには、しっかりと112…欧州共通の緊急通報電話番号(警察・消防・救急)がプリントされていたのです。

母親を助けたい一心で電話をかけることに成功したジョシュくん。対応したオペレーターは、一刻を争うシチュエーションであるとすぐに察知し、救急隊がジョシュくんの家に着くまでずっと電話を繋いだままにして、家の住所などを聞いたそうです。

こうして、キャロラインさんの命は救われたのです。

ジョシュくんはこの勇気ある行動を称えられ、後日、地元の警察署に招待されたそうです。

地方警察の司令監督官は、「ジョシュくんのしたことは素晴らしい!ジョシュくんは将来立派な警察官になりたいそうなので、警察官として再び会えるのが楽しみです」とコメントしています。(まさか5歳にして内定獲得?!)

いかがでしたか?このエピソードを聞いて、ひょっとしたら若い人でも「もし自分が倒れたら誰が助けてくれるんだろう?」とあらためて考えされられた、なんて人も多いのではないでしょうか?

コロナ禍で多くの人々が自宅での自粛生活を送る中、少しでも事前にそう言ったことを考えておければ、命が救われる可能性は上がるかもしれません。そんな問題提起まで私たちにしてくれるなんて、ジョシュくん、二重にグッジョブ!ですね。

プレビュー画像: / © Facebook/ Equipazo Informativo con Blanca Lolbee y Carlos Castellanos