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議会で編み物を続けた女性議員。しかし批判殺到したのは彼女が編んで記録した衝撃的な内容だった。

会議で自分が喋っているのに、相手に自分の発言を遮られた。相手が自分の発言にかぶせて発言し始めた…こんな経験ありませんか?性別に限らず思い当たる人は多いと思いますが、公の場で誰かの話を遮り喋り続ける男性は非常に多いということを教えてくれるカナダで起こったエピソードをご紹介します。

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カナダのモントリオール市議会のスー・モントゴメリー議員は、この日、議会中に編み物を始めました。議員失格では?という批判を集めそうですが、普段から集中するために手先を動かすというモントゴメリー議員。しかしこの日は、ある目的のために編んでいました。

実は、この日の編み物は男性議員と女性議員の発言時間の差に抗議する行動だったのです。議会の男女構成比は34:31、女性議員はほぼ半数を占めるこの議会で、男性議員が発言している間は赤色の毛糸で、女性議員が発言している間は緑色の毛糸で編むことに。モントゴメリー議員がこの日編んだマフラーは衝撃的な結果を示していました。

ほとんど赤色で緑色はほんのわずかしかありません。「編み物をすると集中できるので、よく編んでいます」モントゴメリー議員はTwitterにこの写真とともに投稿しています。「今夜の議会では男性が喋るときは赤で、女性が喋るときは緑色で編むことにしました。1日目の結果をご覧ください #Reclaimingmytime #women power #listen」

「女性議員が発表しないということではありません。男性が喋りすぎるのです。それも同じことを何度もなんども。時間の無駄なのです」男性議員34人、女性議員31人で構成比はほぼ半分でも、ここまで男女で発言量が異なるのです。

Twitterで大反響を呼んでいるこの投稿に寄せられたコメントにはこんなものが。

「はっきりと目でわかる説得力のあるもので、同時にとても考えさせられる」、「女性が一度説明したものをもう一度説明したがる男性の態度をよく表していると思う」「まだこのニットのメッセージの重要さに気づいている人は多くないと思う。ここには平等はない。はっきり主張しなくては」といったものや、「不平等を暴いてくれてありがとう!頑張れ!」といった応援メッセージも寄せられています。

ところで、会議中の発言妨害に悩まされる人に向けて、ビジネスに特化したSNS、Linkedinが紹介している対処法がこちらです。

1. 発言を妨害した人の発言を妨害する

誰かが発言を邪魔したら、「まだ私の話は終わっていません」とはっきり伝えましょう。

2. 会議前の根回し

会議で伝えたいことを事前に同僚に伝えておきましょう。あなたの発言が遮られたとしても、その同僚が再び話題に出してくれるかもしれません。

3. 毎回同じ人に妨害されるようなら、面と向かってその人または上司と話す。

妨害者は、無意識に妨害していることもあります。妨害されて困っていることを伝えましょう。もしくは、上司に相談して妨害させないルールを設定しましょう。

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「女性は男性よりよく喋る」は、少なくとも公の場では現実には当てはまらないのかもしれませんね。あなたの職場ではどうですか?