びっくり
あれ?最近キレイになった?と思っていた氷川きよし しかしその背後の決意に心が揺り動かされる
氷川きよしさんと言えば、演歌好きのマダムたちを魅了する演歌界のプリンスです。
デビューから実に20年経つ今もなお、常に業界の最前線を走り続け、ファンを魅了し続けていますよね。
しかし最近、氷川さんの雰囲気が以前とは変わってきていると、インターネット上でちょっとした話題になっています。本当でしょうか?
実際に、最近のビジュアルをチェックしてみましょう。
あれ…?
確かに…
う…美しい!!
デビュー当時は、どちらかというと男らしいイメージで売っていた氷川さん。
しかし近年のビジュアルは、確かにどことなく性別を超越したかのような雰囲気を醸し出しています。
きよしくん、手前の方はあまり見てくれなかった😢コンと違ってTV目線なのかな⁉
収録後は白に黒のラインの入ったスーツに着替え、箱根八里の半次郎とズンドコ歌ってくれました💖アイコン👀は出来なかったけだ、凄く近くで見れたので良かったです💕 pic.twitter.com/wfZOHVxwzY— ta-ko (@tako48962592) March 11, 2018
「氷川きよしに一体何があったの?」という疑問や驚きの声があがっていますが、このイメージの変化について、ご本人からは明確な説明は現時点ではありません。
しかし、そのイメージの変化の裏にある思いについては、たびたびメディアで語っています。
「ジェンダーを超えた自分らしさを皆さんに見てもらいたかった」
「年齢や性別なんて関係ない。常にきれいでいたいし、ミステリアスでいたい」
実は氷川さん、もともと、ファッションや可愛いもの、お化粧が大好きでした。
子供の頃から、男っぽい遊びには抵抗を感じており、そのせいで仲間外れにされてしまったこともあったそうです。
また、長らく美しい長髪に憧れていたものの、芸能界デビューしたせいでしばらくは短い髪でいることを余儀なくされてしまったとも語っています。
長らく演歌歌手として、最前線を走り続けていた氷川さんは、デビュー以来、「従来の男らしい演歌歌手像」を体現しようと心を砕き続けていました。大衆のスターとしての氷川きよし。その像に長い間、自分自身が縛られ続けていたのです。
しかし時が経つにつれ、その像にもう自分がついていけない、これは本当の自分ではないのではないかという疑問が湧き出てきました。
「誰からも愛される歌手になりたい」という願いと、本当の自分とのギャップ…
誰にも言えない苦悩に、もがき続けていたのです。
契機が訪れたのは2017年頃、悩まされていた喉のポリープを切除したことでした。
「声が出なくなるかもしれない」という不安から、10年以上もポリープのある状態で歌っていた氷川さん。しかし思い切って手術してみたところ、以前よりも高い声が出せるようになったそうです。
その出来事をきっかけとして、「まったく新しい自分」を出していく決意が固まったのです。
氷川さんは、自分の殻を破りました。
ビジュアルイメージを、より自分らしいものへと近づけていくと共に、今までは決して受けなかった、演歌以外の仕事も積極的に受けるようになり、演歌歌手という枠を超えたエンターテイナーとして再出発したのです!
2019年の紅白歌合戦を見た人であれば、そこに映った氷川さんの姿に驚いたはず。
紅白半分ずつの衣装を着用し、従来の自分のイメージをぶち壊すような力強いパフォーマンスは、多くの聴衆を魅了しました。
紅白半々の衣装を着て「大丈夫!」と歌った氷川きよしからのMISIAのレインボーフラッグを背景にしたパフォーマンス。ツッコミどころはある(男女を紅白で別けるナンセンスとか中身を伴う変革はいずこ?とか)、けどしがらみの多い日本での精一杯のメッセージ?なのかと思うとほんのちょっと嬉しかった。 pic.twitter.com/6d3vdHvrQp
— kody 💭 (@PumpkingJack) December 31, 2019
氷川さんの方向転換は、インターネットの人々からも非常に好意的に受け入れられており、巷ではきよこなんて新しい愛称で呼ばれたりしています。
それもそのはず。
まったく新しいステージに足を踏み入れた氷川さん、過去の様々なしがらみを投げ捨て、不思議と清々しいすっきりした表情をしているように見えます。
本人も、やっと自分を肯定できたような気分になったと語っています。
もちろん、批判の声がまったくないということはありません。
「一体何を目指しているのか」「演歌歌手は袴を穿いて演歌を歌ってさえいればいい」と心ない言葉をかけられることも日常茶飯事だそうです。
しかし氷川さんの信念は揺らぎません。
デビューから20年かけて見出した自分の生き方に、自信を持っているのです。
いかがでしたか?「誰からも愛される」にこだわるのはもうやめて、次の一歩を歩み始めた氷川さん。
変わることを恐れる必要はありません。
まったく新しい自分と、そして応援してくれる人々と出会った氷川さんの物語が、それを証明しています。
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