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アンビリーバボー

奇跡!医師が人工呼吸装置を外すと重病の赤ちゃんは・・・

お腹に赤ちゃんがいる妊婦さんは誰しも希望と恐怖の入り混じった気持ちを味わうもの。我が子を腕に抱く日を心待ちにしながら、何が起こるかわからないという千の不安が交錯するのです。

ほとんどの場合、赤ちゃんが無事に生まれると恐怖はすぐに忘れ去られます。しかし、最悪の場合、親は最も辛い決断を迫られることになります。

ジョージア州スワニーに住むチェルシー・ハフにとって、息子が生まれたその日は、まるで悪い夢を見ているような恐怖が続いた1日でした。

困難な人生の始まり

チェルシーは妊娠中、まったく問題のない順調な日々を過ごしました。チェルシーと夫そして祖父母は、赤ちゃんをこの世に迎える日を心待ちにしていました。出産も安産で、陣痛の間も赤ちゃんの心拍は力強く、問題はなさそうでした。しかし、カーソン・ジャックス・ハフと名付けられた男の子は生まれて間もなく命の危険にさらされます。

突然、カーソンは心肺停止に陥ったのです。母親の胸に寝かせると再び心臓は動き出します。しかし、心拍数はすぐに再び低下をはじめます。医師は人工心肺を装着し、さまざまな検査を行いました。

検査の結果、カーソンは脳出血を起こしており、非ケトーシス型高グリシン血症という非常に珍しい遺伝性代謝異常によって、呼吸や心拍に必要な筋力が低下していることが分かりました。

この代謝異常の治療法は確立しておらず、予後は極めて悪いことがわかっています。この赤ちゃんは今後、苦痛に満ちた短い人生を送るだろうと医師は考えました。

医師にこれ以上できることはないと告げられた母親のチェルシーは、最も辛く厳しい決断を迫られます。そして、この子をこれ以上苦しめてはいけないと、重い気持ちで決断したのです。

チェルシーは赤ちゃんの隣に寄り添うように座りました。医師たちによれば、人工呼吸装置を止めた後、カーソンは10分以上は生きることはできないだろうということでした。彼は自力では呼吸できず、小さな心臓が酸素なしでいられるのは10分が限界だったのです。家族が赤ちゃんに別れを告げると、医師は人工呼吸器を外しました…。

そして奇跡が起きた

しかし、装置を外したそのとき、誰もが予想していない奇跡が起こりました。カーソンは自分で呼吸を始めたのです。誰もが信じられない気持ちで見つめた後に確信しました。カーソンは機械の助けを借りずに呼吸しています。驚くべきことに、脈拍も血中酸素濃度も正常に戻っています。医師が無理だと判断した呼吸や嚥下ができるようになったのです。家族は自分たちの幸運を信じることができませんでした。

その瞬間から、カーソンは毎日少しずつ良くなっていきました。その後、カーソンは2022年3月上旬に退院し、今は自宅で家族に見守られながら過ごしています。

家族はカーソンを囲み、その成長を見守ることができる幸せを1秒1秒噛み締めているそうです。

まさに奇跡の赤ちゃん、大きく幸せに育ちますように!

私たちにとっても、当たり前に思える毎日は奇跡の連続。日々を大切に過ごしたいものです。

出典: merkur
プレビュー画像: © Facebook/Karson Jax Updates