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アンビリーバボー

「垣根にライオンが!」通報を受けて駆けつけたレンジャーはその正体にズッコケそうになった

ケニア最大の野生動物の生息数を誇るマサイマラ国立保護区など、アフリカ有数の国立公園や保護区がある野生動物の宝庫ケニア。 

野生動物と人が共生するこの地で起きたある出来事が、Instagramで話題を集めています。

ケニア、東部州中央に位置するメルー郡。この地域に生息する野生動物の保護・管理をしている「ケニア・ワイルドライフ・サービス(KWS)」に「ライオンが垣根の下に隠れている」という通報が数多く寄せられました。

サバンナ生態系のトップに君臨する百獣の王・ライオンが人間の居住区域に出没…住民が襲われるようなことがあっては大変です。KWSのレンジャー達はただちに現場へ急行しました。

現場に到着したレンジャーは住民達の通報通りに垣根の下に潜む雄のライオンを発見します。

こちらに全く動じることなく、堂々とじっとこちらを見据えるライオン。レンジャーの間に緊張が走ります。

しかし、なんだか様子が変です…

よく目をこらしても、地面に這っているはずのライオンの胴体が見えないのです。

そう、ライオンの正体、それはなんと…

(※ 画像をスライドして正体をご覧ください)

地元住民を恐怖に陥れたライオンの正体、それはなんと「エコバッグ」だったのです。

垣根の下に置かれ、いい具合に顔しか見えない状態であったため、まるで垣根の下に潜む本物のライオンそのもの。通行人をことごとく恐怖のどん底に突き落としていたのです。

住人がライオンの顔がプリントされたフランスの大手スーパーチェーン「カルフール」のエコバッグにアボカドの苗木を入れ、たまたま垣根の下に置いたところ、地元住民をパニックに陥れる結果となってしまったようです。

KWSは今回の騒動をInstagramで紹介するとともに、「今回は誤解による通報でしたが、野生動物との衝突回避のため通報してくださった方々に感謝しています」と伝えています。

野生動物が多く生息するケニアならではのライオン出没騒動。垣根の下に置かれたライオンの顔バッグが、地面に伏せるようにしてジッと獲物を狙う姿のように見えて、目撃した住民はさぞかしギョッとしたことでしょう。

何はともあれ、本物のライオンでなくてよかったですね!

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プレビュー画像: ©️Instagram.com/kenyawildlifeservice