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えらい

【カヤックで川釣り中の救助劇】川の真ん中にひとり残され、助けを求める子どもを発見

カヤックは1人(または2人)乗りの小型の手漕ぎボート。水上でのリラックスした時間をすごすには最適な乗り物です。

その日、デイビッド・ジョーンズ・ジュニアも、自然の景色と川釣りを楽しむために、ミネソタ州ダルースのセントルイス川をカヤックで下っていました。

デイビッドがカヤックに乗り込んだとき、小さなヨットに乗った男性が水面にいるのが見えました。ボートの脇には小さな男の子が泳いでいます。どうやら彼の息子のようです。デイビッドが次にその方向を見た時、ボートはすでに引き揚げた後でした。デイビッドは特に何も考えませんでした。

しかし、川の中流まで漕ぎ進めたとき、デイビッドは異変に気づきました。突然、子どもの叫び声が聞こえたのです。音をたどっていくと、小さな男の子の頭が水面から突き出ているのが見えました。

© YouTube/DJ Hot Cue (The Steezy Cartel)

デイビッドは大声で少年を呼び、急いでその子のところへ漕ぎ出します。男の子はパニックになり泣き叫び、疲れ、怯えています。沈まずに川面に浮かんでいられたのはライフジャケットのおかげです。

© YouTube/DJ Hot Cue (The Steezy Cartel)

少年は川のなかでただ一人…。先ほど見かけたヨットの姿はもうありません。デイビッドはパニックになっている少年を何とかなだめながら、カヤックにつかまらせて、陸まで運ぶことができました。

© YouTube/DJ Hot Cue (The Steezy Cartel)

デイビッドは少年が低体温症にならないかと心配し、川でもずっと少年に話しかけました。そして、陸に上がるとすぐに救急車を呼び、岸近くの住民の家に男の子を連れて行きました。

救急隊が到着するまでの間、住民たちは乾いたタオルで男の子を包み、暖かめてくれました。

© YouTube/DJ Hot Cue (The Steezy Cartel)

その後、デイビッドは、少年の父親と警察が到着するまでその子のそばにいてあげました。少年はまだ6歳で、父親のボートの後ろのロープにつかまって泳いでいたところ、ロープが手から滑り落ちたのです。ボートに乗っていた父親は不注意にもそのことに気づきませんでした。

デイビッドはビデオ撮影のために機材にカメラを装着していました。救出劇の様子(英語)はこちらでご覧いただけます。

ライフジャケットを着用していなければ、6歳の少年はデイビッドが救助する前に溺れていたでしょう。さらに、デイビッドが少年を発見して冷静に対応していなければ、この事故は非常に悪い結果に終わっていた可能性が高いのです。

夏休みも残り少しですが、川や海で遊ぶときはお子さんへの注意を怠らず、水上ではライフジャケットを必ず着用してください。

出典:reshareworthy
プレビュー画像:© YouTube/DJ Hot Cue (The Steezy Cartel)