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えらい

幼少期体が弱かった有名人7人

テレビに出て活躍したり、大成している人の中には、意外なことに幼少期に病弱だったり、ひ弱だった人もいます。

今回紹介するのは、そんな幼少期体が弱かった有名人7選。意外なあの人も入っていることに、びっくりするはずです。

伊藤英明

「海猿」などで知られる長身の肉体派俳優が病弱だったなんて、今では信じられない話です。しかしこれは本当なのです。

幼稚園に通っていた6歳の頃に慢性腎炎という病気を患い、幼いながら闘病生活を余儀なくされてしまった伊藤さん。腎臓移植をしなければ治らないといわれるほど症状は深刻だったそうです。また、同じ病室の子が亡くなっていく姿などを目撃し、人格形成に大きな影響を受けたと言います。

小学校入学後も入退院を繰り返し、小学校には通算で3年間ほど通っただけだったそうです。運動会にも1回しか参加できず、クラスに溶け込むことはありませんでした。

しかし中学生ごろになると普通の子と同じように運動もできるようになり、ぐんぐんとたくましく成長した伊藤さんは、モデル、そして俳優の道へと歩み出したのでした。

伊藤さんの中に常にあるのは、「自分は生かされているのだ」という感覚。人一倍努力できるのは、その感覚があるからなのかもしれません。

工藤阿須加

元プロ野球選手で現在は監督などを務める工藤公康さんを父に持つのが、俳優の工藤阿須加さんです。本人は野球ではなくテニスに頭角を現し、プロを目指すほどの腕前だったと言います。

そんなスポーツ家系の生まれだけに、さぞや体が強いのかと思いきや、意外なことに、実はそうではなかったのです。

幼少期はとても体が弱く、病気がちだった工藤さん。しかし、母親や母方の祖母が食事などで強い体を手に入れられるように努めてくれたおかげで、徐々にたくましく成長していきました。「人が口にするものの重要さというのを小さいながらに感じていた」(本人談)工藤さんは、その経験がきっかけで農業に強い興味を持つように。現在は、忙しい俳優業をこなすかたわらで、なんとオフの時は山梨の農園まで通って、研修を受けているというのだから驚きです。

シルヴェスター・スタローン

「ロッキー」や「ランボー」で知られる、ハリウッドを代表する肉体派俳優として知られるスタローンも、実は幼少期はヒョロヒョロで、よくイジメのターゲットになっていたようです。

さらに言えば、生まれてくる時に産科医がメスで顔を傷つけたため、顔に麻痺が残っていたことも、少年だったスタローンが内気になるきっかけになりました。

そんなスタローンがどのようにしてスターダムを登っていたのか…こちらの記事をお読みください。

三島由紀夫

日本だけでなく世界に名を馳せる文豪・三島由紀夫。しかし幼少期はとても体が弱く、かなりの温室育ちだったため、外遊びの機会はほとんどありませんでした。大人になった時でさえ、三島は虫の鳴き声やカエルの鳴き声すら知らず、日本文学者のドナルド・キーンにびっくりされた、なんてエピソードが残っているほどです。

三島は、自身の体の貧弱さを誇りに思ったことなど一度もなかったと言っています。肉体の強さが作品にも影響を与えると思った三島は、30歳あたりから、ボディビルや剣道などに打ち込み、最終的に屈強な肉体を得るに至ったのです。

相葉雅紀(嵐)

嵐のメンバーとして大活躍した相葉雅紀さんも、幼少期は体が弱く、内気で引っ込み思案だったそうです。お母さんが「病院の先生と友達になってしまう」ほど、頻繁に病院に行かなければならなかったんだとか。お母さんはその時のことを、「小さな体、細い腕に点滴された姿はいたたまれませんでした」と振り返っています。

しかし成長後は、国民的なアイドルグループの一員として活躍し、芸能界の第一線で活躍していることは皆さんご存じでしょう。

アーノルド・シュワルツェネッガー

オーストリア出身で、カリフォルニア州知事にまで登り詰めたボディビルダー、そして俳優のシュワちゃん。しかしその境遇は壮絶でした。

子供の頃、体が弱かったアーノルド少年にイライラし、父は拳やベルトでアーノルド少年を殴りました。その時、アーノルド少年は心に誓ったのです。

「いつか大金持ちになって、自分の価値を証明するんだ…」

そんなシュワちゃんの歩んだ壮絶な道は、こちらの記事からお読みただけます。

神木隆之介

神木隆之介さんは生後間もないころ、4カ月にわたって危篤状態で、病院の集中治療室にいたそうです。なんの病気かも分からないまま、体重だけがどんどん減っていき、母親はただ祈ることしかできませんでした。

奇跡的に4ヶ月後、赤ちゃんだった神木さんは目を覚ましますが、医師は母親にこう告げていました。

「助かる見込みはかなり低い。助かったとしても障害が残るでしょう」

しかしそれが、神木さんの運命が動き始めた瞬間でした。母親が、「この子が生きている証を残したい」と、神木さんをタレント事務所に応募。実に2歳でデビューした神木さんは、徐々に体の弱さも克服していき、子役として大成。現在は日本屈指の実力派俳優に見事に成長したことは、もうご存じですよね。

母親の想いの強さが、神木さんの運命を導いたのかもしれません。

成功した子役の記事はこちらをお読みください。

いかがでしたか?

今回紹介した人々は、自らの強い信念や努力、周囲からのサポートで、見事に自らの道を切り開きました。

彼らが輝きを放つのは、ひょっとすると、「普通に生きていけるのは当たり前ではない」と誰よりも深く知り、今の自分の存在に感謝しているからなのかもしれませんね。

プレビュー画像: ©Pinterest/billboard-japan.com ©Pinterest/omoitattagakichijitsu.com