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女性は365日間、毎日写真を撮った。最後の写真を見たとき、とても信じられなかった。

アメリカ・カリフォルニア州のバーバンクに住むジャスティン・マッケイブは、これまでの人生で最も辛い時期を過ごしていました。何年にもわたってうつ症状に苦しんでいた夫のジョン・ポールが、自らの命を絶ったのです。

2人の子どもの母親でもあるジャスティンは、夫の死後間もなく喪失によるストレスから過食気味になってしまいました。あっという間に体重が140キロまで増加した自分の姿を見て、信じられなかったとジャスティンはのちに語っています。

孤独感に苛まれ、呆然として物事が手につかなかったこの頃は、殆どの食事を手っ取り早いファストフードで済ませていました。

しかしある日、ジャスティンはこの絶望的な気分と悪循環を断ち切ることを決心します。そしてさっそくジムに通いはじめます。また、食生活も改め、ロッククライミングやサイクリングにも挑戦。子ども達とも一緒に運動をするようになりました。

ジャスティンはダイエットの経過を記録するために、自撮り写真を毎日撮影するようになります。そのうち写真の中に元気な自分の姿が見出せるようになればと希望を抱きながら、1年間の変化を記録し続けました。

ダイエットは自分のため、そして家族のためでもありました。再び自信を取り戻し、息子たちにとって頼れる強い母でありたいと思ったのです。夫を失った悲しみを過去のものにするにはまだ鮮明すぎても、ダイエットをはじめたことでジャスティンは未来に対して希望を抱けるようになったと言います。

ジャスティンのダイエットをサポートしてくれたのは、専属トレーナーでした。トレーナーが組んでくれたエクササイズプログラムのおかげもあって、ジャスティンは健康な体型と、「やる気になればできる」という自信を手に入れることができました。体にはストレッチマークが残りましたが、整形手術などで取ろうとは思っていないそうです。「美しくいるためには完璧である必要ないもの」ジャスティンは言います。

ダイエットは身体の健康や美しさだけでなく、大きな自信、そして場合によっては心の健康をもたらしてくれることがあります。

何ヶ月にもわたる辛い時期を経て、自分らしさを取り戻すことができたジャスティンは、今の自分に満足しているといいます。悲しみは消えません。しかし夫のいないこれからの人生も、今の自分ならしっかりと生きていけると感じているそうです。