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おもしろ・びっくり

「最低!」写真家はこの写真を撮らなければ良かったと後悔する

自然写真家のジャスティン・ホフマンがボルネオ島沖合でシュノーケリングをしていると、小さなタツノオトシゴが視覚に入ってきました。しかしこのカリフォルニア州出身の写真家が捉えたこのタツノオトシゴの写真は、美しさとはかけ離れたものでした。海にゴミが投棄され続け、このインドネシアの楽園の自然は危機的状況を迎えているのです。

「本当にゴミだめのようでした」ジャスティンは振り返ります。「水質が変わったのが臭いでわかりました。気持ち悪い!」潮が満ちて大量のゴミが溢れかえると、この小さなタツノオトシゴはゴミからゴミへと泳ぎ、最終的にこのプラスチックの綿棒にたどり着いたのです。「かわいらしいタツノオトシゴを写真に収めようと思ったら、気持ちのふさぎ込むような悲しい写真になってしまいました」

 

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「こんな写真なければいいのにと思いますが、この写真は事実存在しているわけなのでみんなに見てほしいと思います」写真家は話します。「これを見た人が消費行動を見直してくれればと願っています。プラスチック製の物を買う代わりに紙製のものを選ぶとか。一人ひとりが行動すれば、現状は変わるはずです」

私たちが地球への感謝を忘れたままでいるなら、この小さなタツノオトシゴだけでなくこの世界のたくさんの生き物の存在が消えてしまうでしょう。ジャスティンのメッセージが多くの人に伝わりますように。