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ある女性が妊娠した。でもそれが彼女の子供じゃないなんて。
何とも説明しにくい家族の物語です。感情のジェットコースターに振り回されたのは、キャロラインとショーン・サヴェッジ夫妻でした。2人は昨年、心身の極限を経験したといいます。
キャロラインとショーンの夢は、大家族を作ることでした。しかし長男に続いて次男が生まれた後、3人目がなかなかできませんでした。諦めきれなかった2人は医学の助けを借り、人工授精による妊娠に挑戦することにしたのです。
Youtube/ Sher Fertility Institute
それから10年かかってやっと人工授精が成功し、キャロラインは3人目の子どもを妊娠しました。時間はかかりましたが全てが計画通りにいきました。
Youtube/ Sher Fertility Institute
やがて夫婦は4人目について考えるようになります。自然に託すか、再び医学の力を借りるか…。キャロラインは最終的に保存しておいた受精卵を子宮内に移植する手術を受けることにしました。
医師から「おめでとうございます」と言われた時の喜びは今でも忘れられないといいます。しかしその後、とんでもないことが発覚します。なんと取り違えがあり、キャロラインのお腹には赤の他人の受精卵が移植されていたことがわかったのです。
Youtube/ Sher Fertility Institute
夫婦は事実を知って、まるでハンマーで殴られたような衝撃を受けたといいます。今までの苦労は一体何のためだったのか…。2人は長いこと悩みました。そして考えた末、少し変わった決断にたどり着きまます。キャロラインはお腹の中の命をそのまま育てることに決めたのです。出産後、再び彼女が妊娠する可能性は著しく低くなることは承知していました。しかしキャロラインもショーンも、この赤ちゃんの実の親が自分たちのように、子どもを授かりたくて頑張っていることを知っていました。そう思うと気持ちが軽くなったと言います。2人は生まれてくる赤ちゃんを実の親のもとへ引き渡すことを決めていました。
「私たちからの別の家族へのプレゼントだと思うようになった。人工授精の難しさや苦労を理解している私たちだからこそ、できたことだと思う。力になってあげたいと思った。一緒に歩んでいけると思ったの」
Youtube/ Sher Fertility Institute
ローガンは昨年の秋に生まれてきました。生みの母親と実の母親、2人の母親を持つ世界的にも珍しい男の赤ちゃんは現在、実の親のもとに養子として迎え入れられ暮らしています。キャロラインとショーンは、頻繁に彼と彼の家族を訪れているそうです。
キャロラインとショーンの心には、一体どんな思いが駆け巡ったのでしょうか。あなたはどう思いますか?この信じられない家族構成にあなたも驚いたなら、シェアしてください。赤の他人の子を知らずに妊娠していたなんて、驚きです。
