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自転車で転倒した女の子に通りがかりの男性が…その後の展開に思わずジンとくる

ちょっとそこまでの移動に、日常生活の足として便利な自転車。統計によると、人口に対する普及率は約54%、2人に1人が所有していることになります。毎日の通勤や通学、買い物…と多くの人々の日常の中で自転車は欠かすことのできない移動手段の一つなのです。

自転車に乗る際に注意したいのが、転倒や衝突事故。とくに、自転車経験の浅い子供たちは転倒して怪我をすることも多々あります。子供の頃、自転車で走行中にうっかり転んでしまい、1人で泣きたくなった…そんなほろ苦い思い出がある人も多いはず。

特に、転倒で擦りむいて出血してしまうなど、怪我がひどければ子供だけで対応するのは難しい場合があります。転倒のショックと怪我の痛み、どうすれば良いのか分からず途方に暮れて心細さで泣いてしまうのも無理はありません。

First Biking

Twitterユーザーちゃぴこさんの娘さんも自転車で走行中にコンビニ店のそばで転倒してしまい、膝を擦り剥き出血する怪我を負ってしまいました。

子供だけでの移動中の転倒。いつものように助けてくれるお母さんやお父さんはいません。転倒と怪我の痛みで十分に動揺してしまう上に、面倒を見てくれる保護者はいない状況。「どうしよう…」子供心にさぞかし不安だったことでしょう。

しかし、そのとき思わぬ人物が救いの手を差し伸べます。通りがかりの男性がコンビニに立ち寄り、水や応急処置用のガーゼを購入してくれたのです。

その上、娘さんの友達がお母さんを呼びに行っている間、怪我を負った娘さんが1人にならないよう付き添ってくれたそうです。

小さな子供だけではなかなか対応できないこの状況、助けてくれた男性の存在は大きな救いとなったことでしょう。

娘さんは男性の連絡先を聞くことはできませんでしたが、感謝の気持ちを込めて手紙を書いています。

twitter/ちゃぴこ

あどけない字でびっしりと書かれたお礼の手紙から、感謝の思いが伝わってきます。

子供を狙った悲しい事件が後を絶たない昨今、「知らない人に話しかけられたり『こっちにおいで』と言われても気をつけるように」と多くの保護者が子供に教えているように、娘さんも当初は見知らぬ男性を警戒してしまったのかもしれません。また、大人の方もこのご時世、誤解を恐れ敢えて見ず知らずの子供に話しかけようとしない人も多いのも無理はありません。

困っている小さな子を見て、多くの人は心配しますが実際に声をかけるのはなかなか勇気のいるものです。見ず知らずの子供に声をかけたら警戒されてしまうのではないか…不審者と誤解されないか…こうした風潮が広がる中、躊躇せず怪我をした娘さんに声をかけ気遣った男性の勇気と優しさは娘さんとちゃぴこさんだけでなく、多くのTwitterユーザーの心に深く染みたようです。

娘を助けてくれた男性へお礼の気持ちを伝えたい、娘の手紙を渡したい、そう願いTwitterに投稿したところ、共感した多くの人々のリツィートの甲斐あり、無事に男性と連絡をとることができました。

多くのTwitterユーザーのおかげで助けてくれた男性に感謝の気持ちを伝えることができたちゃぴこさん母子。自転車で怪我をした女の子を見て見ぬ振りせずに助けてくれた男性と、見ず知らずの男性へとTwitterをつなげてくれたユーザーたち。優しさの連鎖がもたらした素敵なエピソードに思わず心がほっこり、温かくなります。

女の子の傷が早く治りますように!

プレビュー画像: ©️twitter/ちゃぴこ