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言葉を失う:弟のために驚くべき、かつ予期せぬ行動に出た10歳の少年

アメリカ・ルイジアナ州に住むジェイデン・フォンテノットは、地元の小学校に通う10歳の男の子です。彼はつい最近、大きなピンチに見舞われた母親を見事救いました。緊急事態に陥ったそのとき、ジェイデンは冷静さを保ち、そして何をするべきかしっかり理解していました。

Pubblicato da LailasBlog.com su Mercoledì 23 agosto 2017

ジェイデンの母親のアシュリー・モローは、先日家でシャワーを浴びているときに突然産気づき、なんと浴室で出産を迎えたのです。36歳のアシュリーの出産予定日は6週間以上も先だったため、思いもよらない急展開に混乱。大量に出血し始めたアシュリーはお産の体制に入っているのだと気づいたそうです。

婚約者のケルシー・リチャードは既に仕事に向かって家を出ていたため、アシュリーが助けを求められるのはジェイデンしかいませんでした。少年は、母親の叫び声を聞いてお風呂場へと駆け込みのっぴきならない状態の母親を発見します。しかし、アシュリーは動揺することなく、必要なことはなんでもやるよと事態に怯えた母親に告げます。しかし状況は複雑でした。というのも、生まれてくる赤ん坊は逆子の状態だったのです。産道からは赤ん坊の足が突き出し、アシュリーはどんどんと血を失い続けていました。危険な状態であるということを察知したジェイデンは、母親の前で膝をつき、優しく赤ん坊の足を引っ張り始めました。

赤ん坊が胎内から完全に出ると、生まれたての弟が呼吸をしていないことにジェイデンは気づきます。頭の回転が速い10歳のジェイデンは妹の吸引器を取りに走り、吸引器で瀕死の赤ん坊の肺に空気を送り込みました。幸いなことに、このとっさの行動が弟の命を救ったのです。

救急隊員が駆け付けたとき、母親と赤ん坊は一刻を争う危険な状態でした。ジェイデンの対応が無ければ、赤ん坊は産まれてすぐ息を引き取っていたかもしれません。直ちに病院へと搬送された2人は、現在は元気で暮らしています。

ジェイデンは、突然放り込まれた大混乱の中でも勇気と冷静な判断力を失うことはありませんでした。わずか10歳という彼の年齢を考えれば驚くべきことといえるでしょう。きっと今回の経験は彼の中にずっと残り続け、もしかするとこれがきっかけでいつか医療の道を志すかもしれませんね。そして無事に生まれた弟のダックスも、大きくなって自分が生まれたときのことを知る日が来れば、きっと兄に感謝するはずです。ジェイデンと彼の家族がこれからも幸せに暮らしていけますように!