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【偏見を打ち砕く動画】じゃんけんで賭けに勝った22歳女性の左手は…

「じゃんけん」に必勝法はない、と言われます。でも、英国の22歳の女性は、4人対1人のじゃんけんで、見事に4人を出し抜きました。

2022年初頭、英国北アイルランド出身のインディア・サーシャは、友人たちとバーに行きました。そして、同じテーブルにいた4人の青年に「じゃんけん」で勝負しようと声をかけました。インディアの友人がその勝負の一部始終を撮影しています。次の動画でご覧ください(英語)。

@indiasasha If you can’t live laugh love your disability, you should 😜 #disability #indiasasha #fyp #prank ♬ original sound – Indiasasha

危険な賭け?

インディアは4人の青年たちに「これから賭けをしない?」と持ち掛けます。

「私が勝ったら、私と私の友達に飲み物をおごってね。勝負はじゃんけんよ。もしあなたたちの誰か一人でも私に勝ったら、私があなたたち全員に飲み物をおごるわ。4人対1人よ?どう?」

©TikTok/indiasasha

青年たちはもちろん勝負を受け入れます。4人のうち1人でも勝てばいいのですから受けない手はありませんよね。

kTok/indiasasha

勝負の行方は?

5人は1・2・3の掛け声で「じゃんけん」をします。全員が手を出したとき、インディアが出したのはグーでもチョキでもパーでもありません。彼女の左手には指はなく、小さな指の跡が見えるだけ。このサプライズは完璧でした。


©TikTok/indiasasha

全員の口があんぐりと開き、驚きの声が上がります。それを見て22歳のインディアは満足気。インディアの友人は大笑いしています。

©TikTok/indiasasha

すると一人の若者が負けを認めるかのように彼女に握手を求め、手を差し出します。インディアが咄嗟に右手を出すと、彼は左手での握手を求めます。

この動画は4000万回以上再生されており、多くの人が彼女の障がいへの向き合い方に称賛の声を上げています。

インディアは自身のウェブサイトで自分自身の生い立ちと現在について、こう語っています。

「私は生まれつき左手の指がないため、子どもの頃はずっと劣等感を感じていました。母は私に自信をつけようと演劇やダンス、体操のクラブに入れてくれました。それでも、私は自分は仲間よりも劣っていると感じずにはいられなかった。でも今は違います。私は自信に満ち、クリエイティブで充実した人間に成長できたことを誇りに思っているんです」

インディアは障がいへの偏見をなくすため、障がいについてユーモアを交えてTikTokで発信しています。彼女が伝えたいのは「誰もが美しく、パワフルで、完成された体を持っている」ということ。

彼女にとって自分の障がいをジョークのネタにすることは、自虐などではなく、障がいがあっても自信を持って普通の生活を送っていることを多くの人に知ってもらうための手段なのです。

©TikTok/indiasasha

苦悩や葛藤を乗り越え、自己肯定感を育んできたインディア。男の子たちの反応が示すように、彼女のユーモアと自信に満ちたジョークには、偏見を見事に打ち消してくれるそんなパワーを感じます。

出典:ladbible
プレビュー画像: ©TikTok/indiasasha