ジョーク
ジョーク: 曲芸師をスピード違反取り締まりする警察官
とある国で片田舎を走行していた車が速度違反でパトカーに止められました。
警官にスピードの出し過ぎを指摘されたドライバーは、こう答えました。
「私はサーカスの団員でジャグラーとして働いています。今夜の公演に間に合うために、急いで車を走らせていたのです」
「ええ?プロのジャグラー?! それはすごい!実は僕の趣味はジャグリングなんですよ。あの、もし良ければジャグリングの技を見せてもらえませんか?そうすれば違反には目をつぶりますよ」警察官は目を輝かせて言いました。

警察官の予想外の提案に驚きながらも、ジャグラーは了承しました。しかし、ジャグリングに使う小道具は全て先に送っていたので手元にはありません。
「え?小道具がない? それならパトカーのトランクに発煙筒があるから、これでジャグリングすることはできますか?」
自信ありげに頷くジャグラー。
そこで警察官は、道路を塞いだ状態のパトカーのトランクから発煙筒5本を持ってくると火をつけ、ジャグラーに渡しました。
さすがはプロ、ジャグラーは速攻で見事なジャグリングを披露します。
するとそこへ、別の車が通りかかり、パトカーの後ろに停まりました。車を運転していたのは飲酒運転の若者です。若者はひとしきりジャグラーのパフォーマンスを見てから、車から降りてきて、千鳥足でパトカーの後部座席に乗り込みました。
「おい、君、何をしているんだ。勝手にパトカーに乗り込むんじゃない!」
警察官が呆れて声を上げると、若者は諦め切ったような表情で言いました。

「お巡りさん、僕をとっとと連行してください。あんな飲酒検査、通るわけないじゃないっスか」
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プレビュー画像: ©Media Partisans
