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首が内部で切れている赤ちゃんを抱え涙を流す母。6時間後、誰もが無理と思ったことが起こる。

オーストラリアのメルボルンに暮らすライラ・ジャクソンは高速を走っていました。後部座席には子供2人を乗せていました。9歳の娘シェーンと生後16ヶ月のジャクソンです。ライラはミラー越しに2人に微笑みかけます。しかしその直後、時速100キロで18歳の運転する車と衝突してしまったのです。

Facebook/Rylea Taylor

ライラと娘は傷もなく無事でしたが、ジャクソンはチャイルドシートでぐったりしていました。「ジャクソンを車から出した瞬間、首が折れていることに気がつきました」ライラは涙を浮かべながら振り返ります。衝突の衝撃が首にかかり、首が内部で切断されたような状態になっていたのです。ジャクソンは救急の航空機で病院までメルボルン市内の病院に搬送されました。

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ジャクソンは生きていました。しかし、外科医のジェフ・アスキンもここまで悪いケースは見たことがなかったといいます。しかしアスキン医師は、6時間の手術を経て、ジャクソンの肋骨の一部とワイヤーを用いて脊椎を繋げることに成功します。「通常、脊椎にこのような損傷を受けて生き延びる人はいません。頸髄損傷が起こると自力で呼吸ができなくなるため、人は窒息死してしまいます。助かったとしても、体を動かせくなってしまうことが殆どです。ジャクソンが助かったのは、奇跡的といえます」

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ジャクソンはその後、脊髄の治癒するまで金属の装置で首を固定しないなければなりませんでしたが、事故から2か月後には元気に歩き回っていました。ライラと父親のアンドリューは、息子の幸運を考えると未だに涙するといいます。

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首が折れてしまったにもかかわらず生き延びたなんて信じられないような話ですね。完治にはまだ時間がかかりそうですが、ジャクソンはトラウマもなく元気にすごしているそうです。