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ジョーク

ジョーク:墓場までお金を持っていきたい資産家の依頼を叶える弁護士

あるところに裕福な実業家がいました。彼は莫大な資産を持っていましたが、遺産として親族に残す気はさらさらありませんでした。そこで、彼は自分の死後、自分の全財産を自分の棺桶に入れ、一緒に埋めてもらうことにしました。

そこで、不要な不動産などを処分して現金化し、財産のその3分の1を信頼していた牧師に、3分の1をかかりつけの医者に、最後の3分の1を担当弁護士に渡し、自分の死後に一緒に埋葬してもらうよう依頼しました。

やがて、資産家が亡くなると、依頼を受けた3人は葬儀に現れました。全財産が入るよう特注サイズで作られた大きな棺桶の中に眠る資産家。その前に3人は立つと、まず神父が進み出て、資産家の亡骸に何かをささやくと、持っていた袋を棺桶の中に納めました。

次に、医師が棺桶の前に進み出て、資産家の亡骸に何かをささやくと、持っていた袋を棺桶の中に納めました。

最後に弁護士が棺桶の前に進み出て、持っていた袋を棺桶の中に納めました。

Funeral directors

葬儀が終わり、帰路につく3人。偶然にも同じバスです。

「お二人とも、棺の中の資産家に一体何を話していたのですか?」弁護士は神父と医師に尋ねました。

「ああ、実は私は彼から預かっていた現金の一部を孤児院に寄付したことを告白していたんです。約束を破ってしまったが、やむを得なかったんだ…孤児たちが飢えていて、見て見ぬ振りなど到底できなかった…」神父は目に涙を浮かべて言いました。

「私も、彼から預かっていた現金の一部を使ってしまったことを告白していたんです。緊急の手術を要する患者がいたのですが、保険に入っていなかったため、手術費用が準備できず…でも手術しないと命はなかった。患者を救うためだったんです」と医者も涙声で言いました。

二人の告白を聞いた弁護士は顔を曇らせたかと思うと、声を荒げます。

「なんですって?! よくもそんな真似ができたもんだ!お二人とも、亡くなった依頼者の最後の願いを裏切って、彼の財産をちょろまかしたんですよ!」

「では、あなたは依頼された通り、全額を棺桶に納めたんですか?」と神父と医師が弁護士に尋ねます。

「ええ、そうですとも!」弁護士は誇らしげに続けます。

Money Mix

「資産家から預かっていた全額、小切手に書き込んで袋に入れてやりましたよ」

プレビュー画像: ©Media Partisans