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役所で侮蔑的な対応をされた母親が、自身のために立ち上がる

ある母親が市役所に行きます。役所から出てきたときには、彼女の人生は書類上でも大きく変わっていました。この女性のエピソードは多くの共感を呼んでいます。

Super Ma


エミリーという女性が免許証の更新のために役所へ向かいました。職員に職業を聞かれましたが、正式にはなんというべきか、思い浮かばずしばらく迷っていました。「つまり…」職員は言います。「仕事をしてらっしゃるのか、それともただの…」「もちろん仕事してますよ。私は母親です」エミリーは言い返しました。「母親は正式な職業ではないでしょう。では主婦ですね」と職員。

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こんな話、すっかり忘れていた。私がエミリーと全く同じ立場に立たされた日まで思い出しもしなかった。私の担当職員は明らかにキャリアウーマンタイプの人だった。仕事がバリバリできて、自信たっぷりで、「シニアオフィサー」だとか「専門官」とかいう肩書きがあるからには多分重要な仕事をしているんだろう。

「あなたのご職業は?」どことなく高圧的な態度で聞いてきた。次の瞬間、どうしてだかわらないけどこんな言葉が口をついて出てきた。「子供の発達および対人関係研究所の研究員です」

彼女は書類から視線を上げ、まるで事情聴取をしているようにじっとこちらを見つめた。彼女が書類に記入できるよう私は「職業名」をはっきりゆっくり繰り返した。書類の小さな職業記入欄に小さな文字で書き込んでいる彼女を見て、笑いがこみ上げてきた。

「ひとつお伺いしてもよろしいですか」職員は好奇心からかこう聞いてきた「研究所ではどのような研究をされているのですか?」

そして私は自信たっぷりに淀みなくこう言っていた。「研究所では現場(屋内屋外両方)での長期にわたる研究を実施中(母親ならみんなそう)です。現在博士号取得中(もちろんプロの家庭管理者として)で、4度の受賞経験(娘たち)があります。もちろん非常に時間を取られる仕事で、1日14時間勤務は当たり前(実際は24時間臨戦態勢)です。どんな仕事よりも厳しいものですが、報酬もずっと大きく、やりがいはどれほどのお金にも代えがたいほどです」

College of DuPage 2014 Commencement Ceremony 91

あからさまに職員の態度が変わっていった。最後はわざわざ玄関ドアまで送ってくれたほどだ。

帰り道、この新しくてかっこいいキャリアに最高の気分で運転しながら帰宅した。そして研究室の助手たちが出迎えてくれた。13歳、7歳、それから3歳。それから新しく始まった子供の発達プログラムの研究モデル(天使みたいにかわいい生後6ヶ月)についての報告を受けた。現在母音の発音パターンを試行錯誤中のようだ。

素晴らしい気分だった。官僚主義に勝ったのだ!今、書類上正式に私はただの母親じゃなく特別で重要な何者かになった。

母親:なんて素晴らしいキャリアなんだろう!

ということは、祖父母は「子供の発達と対人関係研究所上級研究員」ということにでもなるのかしら。多分そうね。それで叔父叔母は「研究助手」かしら。

Tutu and Squeak

そのとおり!大げさでもなんでもなく、子育てはれっきとしたフルタイムの仕事なのです。

プレビュー画像:©︎Media Partisans

役所で侮蔑的な対応をされた母親が、自身のために立ち上がる